Project/Area Number |
20K10640
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
井上 真奈美 (河口真奈美) 山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (20285357)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | キャリアデザイン / リ・キャリアデザイン / 定年退職 / キャリア / セカンドキャリア / 看護の専門性 / 退職者 / ワーク・ライフ・バランス / トランジッション / キャリア開発 / ワークライフバランス |
Outline of Research at the Start |
人生100年時代を迎え、働き方改革を必要とする社会の中で、定年退職時期にある人は、職業人としての約40年と100歳までの40年間の中間に位置する。しかし、この時期の様相は未だ明らかにされておらず、約40年間の職業人生をどのように振返り、今後の40年をどのように見据え新たな人生を再構築する「リ・キャリアデザイン」の実際は個人の体験に留まり未だ明らかにされていない。 本研究は、看護専門職の定年退職前後のキャリアトランジションの様相をインタビューを通して明らかにすることで、専門職の「リ・キャリアデザイン」の構造を明らかにすることを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は退職前後のキャリアトランジッションの様相を明らかにし、看護職が定年退職前後のキャリアデザインを再度描きなおすために不可欠となる要素を抽出することにある。 令和5年度は、令和4年度までに行ったインタビュー結果をもとに、分析・解釈を継続的に行った。さらに、研究者が行った内容の解釈・分析の結果について、インタビュー対象者に説明し意味内容の解釈について確認を行いつつ分析の精度をあげるべく取り組んだ。 研究結果については、第第36回日本看護研究学会中四国地方会学術集会において発表した。「在職中の定年退職への思い」として4つのカテゴリー【ブラッシュアップからの解放】【定年になったらゆっくりしたい】【経済的な課題】【今出せるものすべてを出し切る】【恩返しのつもり】を抽出し、職務継続中の複雑な思いの関係性が明らかとなった。さらに、この思いを生じさせる因子として<先人の語り><外部組織とのつながり><社会の動き><体力の衰え>の4つが明らかとなった。さらに、退職後の思いとして【生活の立て直し】【(地域の中で)専門職として求められる不安】【活動の場の発掘とタイミング】【終活のスタート】【自分にできること探し】5つのカテゴリーが抽出された。生じた変化として<役割変化><居場所探し>というキーワードも抽出された。 これらの結果に。さらに追加データを得ることで汎用性を高めていくことを課題としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本来、対象者へのインタビューを実施するべく計画した3年間のエフォートの大半を研究におくことができず、学生実習の代替え対応等、教育へエフォート転換を余儀なくされた。さらに、退職者を対象として選定していたため、新たにZoom等による環境整備に向けての準備にも時間を要した。さらに、物品などの新たな購入など準備対応をはじめ予定の遅延を余儀なくされることとなている。
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Strategy for Future Research Activity |
収集したデータは貴重であり継続的な分析を行う。さらに、必要時には追加データを加え分析結果から、定年退職前後におけるリ・キャリアデザインの構造化をすすめる。定年退職前後についてのキャリア形成(リ・キャリアデザイン)の可視化を目指す。
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