Development of the decision making support index by nurses in the breathing therapy option of patients with ALS
Project/Area Number |
20K10734
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
丸山 幸恵 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50550696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎倉 朋美 横浜市立大学, 医学部, 助教 (20826763)
金田 明子 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30848643)
土肥 眞奈 (菅野) 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50721081)
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
佐々木 晶世 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団, ダイヤ高齢社会研究財団, 博士研究員 (90538018)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 意思決定支援 / 筋萎縮性側索硬化症 / 呼吸療法 / 訪問看護師 / 病棟看護師 / 指標開発 / 看護支援 / ALS |
Outline of Research at the Start |
筋委縮性側索硬化症(ALS)療養者は、進行性の運動ニューロン障害により生活行動が徐々 に縮小し、最終的には呼吸筋麻痺のため呼吸療法を行わなければ呼吸停止をきたす。呼吸療法の選択は生命に直結しており、ALS療養者が望む人生を選択できるよう支援する看護師の役割責任は非常に大きいが、その支援への困難感が指摘されている。そこで本研究の学術的問いを、看護師の①ALS療養者の呼吸療法の意思決定支援行動とは何か、②意思決定支援行動はどのように指標にすることができるかであり、ALS療養者の呼吸療法の意思決定支援行動の指標を開発することを目的とし、調査を実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ALS療養者の呼吸療法の意思決定支援について、訪問看護師ならびに病棟看護師へのインタビュー調査を計画し、病棟看護師を対象とするインタビューを実施している状況である。訪問看護師を対象としたインタビュー内容の分析を進め、カテゴリ間の関係性が明らかになった。ALS療養者の呼吸療法を意思決定していく過程において実践する意思決定支援は、ALS療養者と訪問看護師との出会いから始まり、【ALS療養者の思いを促すため環境を整える支援】から【ALS療養者の意思に直接働きかける支援】へとつながり、それら支援を通し訪問看護師が内省することで対象理解を深め、関わり方を変化させていくという意思決定支援の循環の関連性が見出せた。これら意思決定支援の中の「療養者が思いを考える余裕を生むためのALS症状コントロール」は、症状コントロールが不十分な場合には、家族を含めどれだけ環境を整えようと思考を促すことが難しく、最も重要な支援であることが示唆された。 この意思決定支援の円環の関連は、アンケート調査において実証された。療養者が思いと向き合えるように『症状を的確に判断した支援方針』『療養者が納得したサービス調整』といった環境調整から、『朧気な思いが形となるように意図的に揺さぶる』『療養者・家族の思考を具体化するきっかけを作る』といった意思に直接働きかける支援へつながり、これら支援を通して『訪問看護師が支援を内省』し、支援方針を改めて立てていくといった円環の構造が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画を立案したが、新型コロナウイルス感染症の波によって、研究協力に内諾を得られていた場合でも、病棟でのクラスター発生等によりお断りされるケースが頻発し、インタビュー調査において飽和に至るまでのデータが不足している。本調査では、インタビュー調査を基に項目生成していくため、十分なインタビューデータが必要でありデータ収集に時間をかけている。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー対象者のリクルート方法を、こちらからの働きかけだけでなく、インタビュー協力へ同意を得られた者からの紹介の方法と、両方法で対象者を増やし、即急に十分なインタビューデータが得られるように進める。インタビューデータの逐語録は外部委託し、同時にアンケート調査計画の立案を進める。インタビューの逐語録が完成した後、分担研究者らと短期間に複数回のディスカッションを設け、項目生成を進める。アンケート項目完成次第、倫理委員会に諮り、即急に調査が開始できるよう、綿密に調査準備を進める。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)