Project/Area Number |
20K10758
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
平野 裕子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40369377)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 看護師 / 看取り / 死への態度 / 中堅看護師 / 態度 / 看護学生 / 教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、患者の死に曝され続ける中堅看護師の看取り力深化を目指した態度教育プログラムを開発することである。具体的には、①中堅看護師の看取り観および死への態度教育への取り組みに関する調査、②中堅看護師を対象とした看取り観および死への態度理解や発展させるための自己研鑽に関する調査を踏まえ、教育プログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、少子高齢多死社会の看取りを支える担い手として活躍が期待されている看護師が患者の尊厳ある人生の最期に寄り添い続けるととも家族の予期悲嘆を考慮したグリーフケアにつながる質の高い看取りケアを実践するため、患者の死に曝され続ける中堅看護師の看取り力深化を目指した態度教育プログラムを開発することである。 既存文献では、言葉の定義はターミナルケア態度はあったが、看取りと限定するとなかった。そのため「態度」の操作的定義をし、文献検討をした結果、看護師の死への態度は、【ケア実践するための心構え】【多職種チームによるケア連携】【看護チームによるケア連携】【患者におこなうケア行動】【家族におこなうケア行動】【患者や家族から承認】【患者との死別悲嘆の自覚】【実践したケア行動の見直し】の8要素で構成されていることが明らかになった。 これらをもとに構想しているプログラム参加による看護師の死への態度の変化をみるため、尺度開発を前提にがん看護専門看護師11名に死を看取る看護師の態度に関するインタビューを行った。しかし、死を看取ることを前提とするため生命予後1か月としたためか「態度」については苦痛の除去は共通していたが、他は個人の死生観などに影響されるのか十分な下位項目を抽出できなかった。よって、、目指す態度は何かを明らかのするためことに焦点を絞り、現在、分析方法、対象人数、インタビュー項目を見直し、再分析中である。 今後は看護管理者などもインタビューも継続し、年度末にはプログラム開催を目指していく方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
看護管理者ではなく、先にがん看護専門看護師を対象に調査を行い、尺度作成のための下位概念の抽出を目指していたが文献検討で抽出された要素の語りが全くないという状況に陥った。態度という多義的な言葉の影響なのかは定かではないか、看護師の死への態度は定義もなくあいまいな言葉でもあるため今は無理に尺度開発をせず、分析方法を変え質的に明らかにすることを目指すことに方向転換している。このことにより再度倫理員会への再申請をしているため、思うように研究が進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の影響で当初の予定通りには全く進んでいないが、現インタビューデータをまとめ、目指す態度のゴールを明確にしてからブログラムの実施ができるように取り組む。また年度末以降にはプログラム開催ができるよう並行して準備を進めていく。
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