看護基礎教育におけるアレルギーケア教育定着に向けた試み
Project/Area Number |
20K10822
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
山中 純瑚 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (90300318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 七衣 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (80584549)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | アレルギーケア / 看護基礎教育 / 教育モデル / アレルギー看護 / 看護教育 / 基礎看護教育 / シミュレーション教育 |
Outline of Research at the Start |
国民病としてその対策に取り組むべきアレルギー疾患においては、患者のQOL向上、また重症化・難治化を未然に防ぐために看護専門職者の育成が重要な課題である、そして、そのためには、看護基礎教育の中でアレルギーケア教育を定着させることが重要であると考えられる。本研究では、事業期間の3ヵ年で①看護専門職者を養成する看護系大学において、アレルギーケアを教授する重要性の認識、カリキュラムの中で実際にどのように関連科目を位置づけているか教育の実態を明らかにする、②看護基礎教育の中で、アレルギーケア教育を定着させる上での課題を明確にすることを目的とし、大学教員や医師、看護師を研究協力者とした研究体制で実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
「国民病」として広く認知されているアレルギー疾患であるが、その対策は国をあげて取り組むべき重要な課題となっている。しかし看護学分野においては、他の慢性疾患に比してアレルギーケアに関する研究は目立って少なく、効果的な看護支援も確立されているとは言い難い現状にある。本研究では、看護専門職者を養成する看護系大学において、アレルギーケアの看護基礎教育の中での位置づけを明らかにするとともにアレルギーケア教育を定着させる上での課題を明確にすることを目的としている。令和2年度に行った文献サーベイでは、アレルギーケアに関する看護分野での研究では、どれも限局された支援に関するものがほとんどで、包括的なアレルギーケア確立にむけた研究はなく、看護基礎教育におけるアレルギーケアに関する研究は認められなかった。令和3年度では、アレルギーケア教育の実態調査を調査票を用いて行う予定であったが、研究代表者が長期の療養休業を要する状況となり、令和4年度も療養を継続しながらの研究活動となったため、大幅な遅延を生じた。最新のアレルギーケアの動向や看護教育方法について現状の再確認を行い、研究計画の実施遂行可能性にむけての検討を行ったが調査の実施にまで至らず、研究期間延長申請を行った。類似した調査研究が先行して実施されていることも確認し、令和5年度では研究計画修正の上、研究方法の変更を行いながら、看護基礎教育におけるアレルギーケア教育の実態を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の療養休業が約1年半におよび、その後も療養を継続する状況が続いたため。また、調査研究の準備を進めいている段階で、類似した調査研究が実施されたために研究計画内容を再検討する必要性が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年年度は研究計画の修正のもと、web上で公開されているシラバスを対象に第一次調査を行う。その結果をもとに調査票を精錬し、10月を目途に研究倫理審査の承認を得た後に本調査を行う。データを分析し、アレルギーケアにおける看護基礎教育の実態と課題を明らかにすることを目標としている。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)