Project/Area Number |
20K10870
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
|
Research Institution | Iryo Sosei University (2022-2023) Wayo Women's University (2020-2021) |
Principal Investigator |
中垣 紀子 医療創生大学, 看護学部, 教授 (10300055)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 和香子 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (40649638)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
|
Keywords | リフレクソロジー / 重症心身障がい児 / サーモグラフィー / 重症心身障がい児の母親 / 重症心身障害児 / 重症児の母親 / サーモグラフィ |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、リフレクソロジーは、重症心身障がい児(以下重症児)である幼児にどのように効果をもたらすか具体的に明らかにすることである。この研究から導き出された結果をもとに、重症児(幼児)が、障がいの悪化を防ぎ、苦痛のない、より安楽な日々を過ごし、成長することをめざす。 重症児(幼児)に、早期に個々に合ったリフレクソロジーを実施することで、その児なりに健やかに成長し、苦痛のない心穏やかな生活をするための身体の機能および生活リズムの安定に、より効果がみられるのではないかと考えた。リフレクソロジーの実施前後の身体的症状や表情の変化および効果について、サーモグラフィとインタビューによる調査を実施する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、リフレクソロジーは、重症心身障がい児(以下、重症児)と診断されている児にどのような効果をもたらすか具体的に明らかにすることである。この研究から導き出された結果をもとに、重症児が、障がいの悪化を防ぎ、苦痛のない、より安楽な日々を過ごし、成長することができることをめざす。早期に個々に合ったリフレクソロジーを施術することで、身体の機能および生活リズムの安定に、効果がみられるのではないかと考えた。 今回、重症心身障害の幼児に対するリフレクソロジーの効果を科学的に明らかにするため、リフレクソロジー前後と施術中に、下肢及び上肢を中心にサーモグラフィーで撮影し、皮膚温の変化の視覚的データを収集した。サーモグラフィーは、生理的変化(自律神経機能)を非侵襲的に苦痛なく記録できる。対象児は東海地方のA県、B県の児童発達支援所、多機能型事業所の計4か所に通所する幼児計25名である。リフレクソロジーは資格を持ち、10年以上、重症児のリフレクソロジーを施術しているリフレクソロジストがおおよそ20~30分間施術し、研究者がその様子を撮影した。同時に主観的なデータ収集のため、対象児の保護者に対し、リフレクソロジーの効果についてインタビュー調査を実施した。インタビューの主な内容は、対象児の症状や身体的に抱えている問題、リフレクソロジーによる対象児の機嫌、表情、排泄、睡眠、身体の緊張、四肢の冷感等の変化、リフレクソロジーにより改善した症状の有無などである。インタビューは、対象児の保護者25名のうち承諾が得られた16名が実施できた。今後も保護者の都合に合わせて、インタビューを実施する予定である。現在、サーモグラフィーの写真、児の施術中の様子、保護者へのインタビュー内容の分析方法について検討をしている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
この研究期間中は、新型コロナ感染症が流行していた。そのため、研究対象である重症心身障がい児が通所する施設への出入りは、控えていた。このことが、研究の実施が遅れている所以である。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、研究対象である重症心身障がい児へのリフレクソロジー実施前後のサーモグラフィーの撮影は終えた。対象児の保護者へのインタビューを実施中である。今後、サーモグラフィー写真とインタビュー内容の分析方法について検討し、論文としてまとめ、学会等で発表したいと考えている。
|