• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

子宮内膜症はなぜ治療開始が遅れるのか?:成人女性患者の振り返りを通じて

Research Project

Project/Area Number 20K10897
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
Research InstitutionShonan Kamakura University of Medical Sciences

Principal Investigator

森 明子  湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (60255958)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 萩原 真美  目白大学, 看護学部, 助教 (10759880)
百枝 幹雄  聖路加国際大学, 看護学部, 臨床教授 (50221627)
實崎 美奈  産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (80412667)
高畑 香織  湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 講師 (80818443)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords子宮内膜症 / 月経困難症 / 女性不妊症 / インタビュー調査 / 女性の健康 / 受診行動
Outline of Research at the Start

本研究の目的は、子宮内膜症で受療中の成人女性に疾患の兆候・症状と対処について経過・過程を振り返ってもらい、青年期女性の子宮内膜症のリスク因子の発見と受診行動を促進するために有用な情報を得ることにある。まず、現在、子宮内膜症の臨床診断もしくは確定診断を受けて受療中の成人女性を研究対象者とし、思春期以降の子宮内膜症の兆候・症状の把握およびそれらに対する自分の行動や生活の経過を振り返ってもらうインタビュー調査をする。次に調査結果をもとに青年期女性の子宮内膜症のリスク因子の発見と対処にとって重要なナラティブな情報を識別する。文献検討による子宮内膜症に関するエビデンス情報とともにケアを検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、子宮内膜症で治療経験のある成人女性の思春期以降の子宮内膜症の兆候・症状と対処の経過・過程を明らかにし、青年期女性の子宮内膜症のリスク因子の発見と受診行動を促進するために有用な情報を得ることにある。2023年度は、すでにインタビューを終了した10名の質的データの分析を行なった。逐語録をコード化し、さらにカテゴリ化を行った。子宮内膜症の兆候・症状と対処の経過・過程については、思春期からの月経困難症状があった女性と無いままに子宮内膜症の診断を受けた女性とがおり、発見・診断の過程には違いがあった。月経困難症状の有無、程度や生活への影響には非常に個人差がみられた。多くは20代後半から30代前半にかけて悪化していた。対処は、月経困難症状の有無、程度によって異なり、早期に受診できていたとしても必ずしもうまくいっていない現状もみられた。また、とくに受診の鍵となる要因には母親や先輩同僚など周囲の女性の存在が大きくかかわっていることが分かった。しかしながら、同年代の女性との友人関係においては、月経について情報交換したり比較するというような行為・行動はほとんどとっていなかった。さらにインタビュー中の非言語的情報として、語りの途中、涙することもあり、不妊症の女性は情緒的に悲しみを抱えていること等がわかった。今年度の研究計画では、計30名のインタビューを終了する計画であったが、新たな研究協力施設と残り20名の協力者の確保ができず、インタビューデータを増やすことができなかったため、データ収集と分析作業は今だ途上にある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度は研究協力施設および協力者を増やすことができなかった。そのため、10名の分析にとどまり、まだ飽和状態が判断できない状況にある

Strategy for Future Research Activity

延長最終年度になるため、早急に協力施設を新たに求めて依頼し、協力者のリクルートを再開する予定である。予定では30名なので、残り20名を目標とするが飽和状態が判断されたら、達する前に中止し、分析を完了する。結果より、子宮内膜症で治療経験のある成人女性の思春期以降の子宮内膜症の兆候・症状と対処の経過・過程を明らかにし、青年期女性の子宮内膜症のリスク因子の発見と受診行動を促進するために有用な情報を体系化する

Report

(4 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2021

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 子宮内膜症女性の看護:アウトカムモデルに基づく文献検討2021

    • Author(s)
      森 明子.萩原真美.實﨑美奈.百枝幹雄
    • Organizer
      第19回日本生殖看護学会学術集会
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] 子宮内膜症女性の看護:アウトカムモデルに基づく文献検討2021

    • Author(s)
      森 明子, 萩原 真美, 實﨑 美奈, 百枝 幹雄
    • Organizer
      第19回日本生殖看護学会学術集会
    • Related Report
      2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi