Project/Area Number |
20K10927
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
|
Research Institution | Tenri Health Care University (2022) Morinomiya University of Medical Sciences (2020-2021) |
Principal Investigator |
徳島 佐由美 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (10784689)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 優一 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (20511075)
白坂 真紀 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40378443)
植木 慎悟 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10779218)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 重症心身障がい児 / 在宅レスパイトケア / 訪問看護師 / インタビュー調査 / デルファイ法 / 重症心身障害児 / リロケーション |
Outline of Research at the Start |
高度な医療的ケアを必要とする在宅重症心身障害児(以下、在宅重症児)は増加しており、養育者の一時的なレスパイトケアのニーズは高まっている。しかし在宅重症児はレスパイト入院によって環境や対人関係が変化するため、体調が悪化しやすい。 そこで本研究は在宅重症児のリロケーション(様々な理由により、ある環境から別の環境に移ること)を支援するための在宅で行うレスパイトプログラムの開発と検証を行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、前年度の訪問看護師13名のインタビュー調査結果に基づき、訪問看護師による重症児の在宅レスパイトケアの教育プラン作成に向けて、デルファイ法を用いて項目を精選することを目的に調査を実施した。 前年度のインタビュー調査では、34サブカテゴリーを含む6カテゴリーを得ることができた。具体的な研究進行は以下の通りである。 ①上記の結果から重症児の在宅レスパイトケアを実施している近畿と九州地域の施設管理者ならびに訪問看護師4名にプレテストを実施し、74項目の質問紙を作成した。重症児の在宅レスパイトケアにおける看護技術と工夫の項目としてどの程度重要と考えるかに対し、「5.非常にそう考える」~「1.全く考えない」の5段階で回答し修正案などを自由記述で求める質問紙に改訂した。その上で、「5.非常にそう考える」と「4.そう考える」の回答が80%以上である項目を訪問看護師による重症児の在宅レスパイトケアの教育プランの項目として適切であると判断した。 ②第2段階として全国の重症児の在宅レスパイトケアに従事する訪問看護師へ「訪問看護師による重症児の在宅レスパイトケアにおける必要な看護技術と工夫」についてコンセンサスの得られる意見集約のため、デルファイ調査を郵送法にて2回実施した。 1回目調査結果は、58名より回答があった。同意率80%以上あった35項目で2回目の質問紙を作成した。2回目の調査は、1回目調査に回答があった58名のうち再度の郵送が可能であった56名を対象に、1回目のフィードバックと修正した35項目の同意を求め、42名からの回答を得た。その結果、34項目に厳選することができた。「重症児を預かる前に時間をかけて慎重に準備する」12項目、「在宅レスパイトケアチームの創出と現場での対応」5項目、「重症児の日常に溶け込み継続」9項目、「養育者との信頼関係を構築」8項目で構成された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度までは、COVID19の影響を受けて計画通りに進まなかったものの、2021年度からは計画以上に進めることができている。全国の訪問看護ステーションを対象としたアンケート調査は終了し、重症児の在宅レスパイトケア技術に関する項目は抽出することができた。訪問看護師への教育プラン作成の方向性も定まった。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の課題は、訪問看護師からコンセンサスを得たこれら看護技術項目の信頼性・妥当性を検証し、教育指標として活用可能か検討していくことである。
|