Project/Area Number |
20K11073
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
成 玉恵 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (60749927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 恵美子 東邦大学, 看護学部, 教授 (80310217)
坂本 美佐子 東邦大学, 看護学部, 講師 (80807280)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 民間活力 / ヘルスケア対策 / 市町村保健師 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、市町村保健師の民間活力を活かしたヘルスケア対策における概念モデルの開発を目的とする。 2020年度は、文献検討、ヒアリングからヘルスケア対策の基礎資料を作成し研究の枠組みを設定する。 2021年度は、民間活力を活かしたヘルスケア対策の経験がある市町村保健師を対象とした面接調査を実施し、プロセスおよび促進・阻害要因とその関連性を明らかにする。 そして、2022年度は、調査結果を反映させた民間活力を活かしたヘルスケア対策の概念モデルを作成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、市町村保健師の民間活力を活かしたヘルスケア対策のプロセスおよび促進・阻害を始めとする関連要因を明らかにし、民間活力を活かしたヘルスケア対策の概念モデルを作成する、そして、これらを基盤とした公衆衛生看護活動の方策を検討することを目的に実施した。 最終年度は、保健師2名、民間事業者3名を対象に、3事業に関する面接調査を行った。研究全体を通して実施した5事業の調査結果は質的帰納的に分析し、「保健師・民間事業者による実践活動の要素と内容」を抽出した。次に8名の保健師によるフォーカスグループインタビューを実施し「保健師・民間事業者による実践活動の要因と内容」の妥当性を検討し概念モデルを作成した。 研究全体の結果から、市町村保健師の民間活力を活かしたヘルスケア対策の実践活動は、「個別計画の策定」から始まり、「事業案の作成と事業決定」「事業実施」「事業評価」「事業改善」「政策形成への関与」といった政策のプロセスを踏むことが明らかになった。その中で、活動を促進する要因に「関連計画策定への参画」「背景、課題の見極め」「民間事業者の選定」「仕様書の作成」「契約内容の管理監督」等が抽出され、阻害要因としては、「保健師の契約の不慣れ」「事業者への不満や不安」「民間事業者の行政への不満や不安」等が導き出された。 今後、これらの成果により、ヘルスケア対策で民間活力の導入が進むことが期待でき、民間企業が持つ新たな事業展開や戦略のノウハウを得ることで、ヘルスケア対策が推進し地域の健康増進に寄与するものと考える。
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