Project/Area Number |
20K11206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | BIWAKO PROFESSIONAL UNIVERSITY OF REHABILITATION |
Principal Investigator |
里中 綾子 びわこリハビリテーション専門職大学, リハビリテーション学部, 講師 (80632497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 伸治 常葉大学, 保健医療学部, 教授 (50393153)
寺田 恭子 桜花学園大学, 保育学部, 教授 (20236996)
山品 博子 福島県立医科大学, 保健科学部, 講師 (00726242)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 呼吸循環フィットネス / 酸素脈 / 下腿周径 / 下腿三頭筋 / 身体活動 |
Outline of Research at the Start |
身体活動の増加で 糖尿病,心疾患,脳血管障害,がん,ロコモティブシンドロームおよび認知症のリスクが低減できるとされている.しかしながら,多くの人は推奨される身体活動量を満たしていない.本研究では,日常生活における身体活動での疲れやすさに関連する呼吸循環フィットネスの評価方法を多角的に再考する.高齢者や障がい者を含む非アスリート,低体力者の呼吸循環フィットネスを安全,正確かつ容易に評価する方法を開発することにより,個々に適した身体活動の種類,強度,時間及び頻度を分かりやすくフィードバックすることが可能となり,より多くの人の身体活動量増加アクションの動機づけとなることが期待できる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は低体力者が安全、正確かつ容易に用いることのできる全身持久力の評価法を開発することを目的とする。2020年度、2021年度はCOVID-19感染予防の観点から、計画通りには進めず、特に呼気ガス分析装置を用いた最大酸素摂取量の測定は十分な被験者数のリクルートができなかった。このため、過去に得られたデータを再分析したところ、比較的低強度の運動負荷中の酸素摂取量や酸素脈と最大酸素摂取量が最大酸素摂取量と高い相関を示すことが明らかとなった。この結果は現在継続して論文を作成中である。 また高齢者を対象とした日常身体活動アンケート、体組成および下腿周径を測定し、特別な運動をしていなくとも日常的に身体活動量の多い高齢者は全身筋肉量や下腿周径が維持できておりいわゆるフレイル状態に陥りにくいことが考察できた。この結果についても論文執筆の準備をしている段階である。 さらに健康ではあるが日常的に運動習慣のない大学生をリクルートし、最大酸素摂取量、体組成、下腿周径および下腿筋厚測定を実施した。その結果、最大酸素摂取量と全身筋肉量、下腿周径および下腿筋厚には正の相関関係があることが明らかとなり、下腿周径は臨床場面ににおいて比較的容易に全身持久力の推定に用いることができる有力な因子であることが示された。この結果についても論文作成の準備に入っている。 これらの結果より、被験者に大きな身体的な負担がかかる最大運動テストによる最大酸素摂取量を行わなくとも下低負荷運動時の酸素摂取量や酸素脈あるいは下腿周径の測定により全身持久力の予測は可能であることが明らかとなり、本研究の目的に対する結果を示すことができている。また、高齢者の身体活動アンケートの結果から日常的にどのような身体活動が全身持久力の影響する因子であるのかについても明らかにすることが可能であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は人体信号測定が含まれている。特に呼気ガス分析器を用いた全身持久力の測定では酸素摂取量測定のためのフェイスマスクを使用するため、20220年以降のCOVID-19流行の影響により実験を予定通りに実施することが困難であった。2022年以降は徐々に使い捨てフィルターなどを用いた感染症対策を講じた上でのデータ収集が可能となり、収集できたデータの回収及び公表に向けた準備を進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の流行により遅れていたデータ収集を実施し、分析段階にある。今後は分析を進め論文等にて研究結果の公表を進める予定である。
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