運動スキル特異的電気刺激を用いた新たなリハビリテーションプログラムの開発
Project/Area Number |
20K11287
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
菅原 憲一 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90280198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 智高 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (00576382)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 運動学習 / 運動誘発電位 / 電気刺激 / リハビリテーション / 理学療法 / 運動スキル学習 / 運動療法 / 理学療法学 / 運動制御 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は脳可塑性を誘導する運動スキル特異的電気刺激による運動パフォーマンス向上に対するリハビリテーションプログラムの開発である.そのため、Ⅰ.健常成人の運動スキル特異的電気刺激による中枢神経系の運動制御機構の解明(基礎研究)、Ⅱ.運動スキル特異的電気刺激に関する有効な電気刺激パラメータ(強さ,周波数,刺激特性など)の検討(基礎研究)、Ⅲ.運動麻痺筋の随意性向上に向けた制御動態の解明(臨床研究)、以上の3つの方法で研究を進める.これらの研究を統合することで新たに運動学習に効率的に行う電気刺激方法の開発を目指すものである.
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は当研究プロジェクト開始前までに基礎研究として運動学習および運動パフォーマンス向上に伴う中枢神経系の興奮性動態について電気生理学を中心とした手段を用いて検討を行ってきた.今回のプロジェクトにおいては電気刺激による末梢感覚入力を行うことで該当する筋を支配する皮質運動野の興奮性動態さらには運動学習への効果を明らかにすることを目的とした.さらに,獲得される運動スキルに対してそれを賦活する特異的電気刺激を用いた新たなリハビリテーションプログラムを開発することを目的とした.我々が構築してきた研究方法および実績を踏まえて,3段階の構成により研究を進めてきた.最終年次においては基礎実験の継続と平行して,第2段階の運動スキル特異的電気刺激に関する有効な電気刺激パラメータ(強さ,周波数,刺激特性など)の基礎的研究を中心に行い,その結果が形成されつつある.さらに,第3段階の臨床研究に向けた課題に取り組んだ.リハビリテーション上に新たな理論展開として運動学習と運動イメージ に関わる中枢神経の制御動態に関わる研究も同時実施した.最終年次における研究実績としては,これまで学会発表と論文作成はコンスタントに達成された.しかしながら,当該研究が3段階の課題を実施して形成するところにおいて,コロナ禍の状況があり確立的な臨床研究において障害があった.そのため,可能な限りの臨床研究が実施され,限定された範囲であったものの新たなリハビリテーションプログラムの示唆を得ることができた.
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Report
(4 results)
Research Products
(28 results)