Project/Area Number |
20K11605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
正木 孝幸 大分大学, 医学部, 准教授 (00423715)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 孔郎 大分大学, 医学部, 講師 (10457624)
加隈 哲也 大分大学, 保健管理センター, 准教授 (80343359)
柴田 洋孝 大分大学, 医学部, 教授 (20245484)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 肥満症 / 糖尿病 / 外科治療 / 外科療法 / 肥満外科 |
Outline of Research at the Start |
近年、肥満症患者へスリーブ状胃切除術など肥満外科的治療を行う症例が我が国でも増加しておりその減量効果が注目されている。一方で肥満外科治療の減量効果がどのような機序で起こるのか、特に脳内でどのような摂食やエネルギー消費に関連する因子群が変化しているのか、また食事療法などの内科的治療との違いは何かなど減量機序の解明は未だである。そこで今回の研究の概要は、肥満外科治療モデルを用いて、脳内の摂食やエネルギー消費関連の因子群の抽出と解析を行い、食事療法などの内科的減量モデルとの比較も含めて肥満外科治療がエネルギー代謝調節に及ぼす機序について脳内因子の観点より解析する事である。
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Outline of Annual Research Achievements |
肥満症や糖代謝異常への治療の選択肢の一つとして減量・代謝改善手術が行われている。わが国においては肥満症への減量・代謝改善手術の中でスリーブ状胃切除術が保険適応になっている。減量・代謝改善手術は減量効果と併せてエネルギー代謝の改善効果も期待されている。一方でスリーブ状胃切除術のエネルギー代謝の改善のメカニズムについては不明な点も多い。本研究の学術的背景として、わが国においては中高年男性を中心に肥満症患者は多く、医療的にも社会的にも重要な健康課題である。肥満症は一般にエネルギーのバランスの乱れ、即ち摂食量の増加とエネルギー消費の低下により起こる。そこで以前よりエネルギー代謝を調節するサイトカインの解析が行われ、様々なサイトカインが摂食やエネルギー消費調節に関与する事などが示されてきた。申請者もサイトカインレプチンが室傍核の神経活動などを介してエネルギー代謝に関与することを示してきた。肥満外科療法は肥満症のエネルギー代謝改善に有用であるが、しかしなぜエネルギー代謝が改善するのか、食事療法などの内科的減量とどのように違うのか等の解析については少ないのが現状である。今回の研究ではスリーブ状胃切除術の機序の解明として、そのエネルギー代謝の改善効果がどのような機序で起こるのか、特にエネルギー代謝の中枢である脳内において、エネルギー代謝に関連する各サイトカインがどのように変化しているのかスリーブ状胃切除術モデルを用いて解析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在までの進捗状況としては、本年度はスリーブ状胃切除術モデルを用いて脳内のエネルギー代謝に関連するサイトカインとしてinterleukin6の解析を進めた。上述の偽手術+自由摂食群、スリーブ状胃切除術+自由摂食群、ペアフィード摂食群の3群に分けて比較検討した。今回の作成モデルではエネルギー代謝に関連するサイトカインである脳内や血中のinterleukin6はスリーブ状胃切除術+自由摂食群、ペアフィード摂食群、偽手術+自由摂食群の間で明らかな有意差は認めなかった。今回の解析で肥満症モデルのエネルギー代謝に関連するサイトカインとしてinterleukin6の解析ができた。一方で肥満症モデルの更なる糖代謝に関連するtumor necrosis factorなどのサイトカインの解析については測定系が上手に解析できずやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として各肥満糖尿病モデルにおいて更に脳内のエネルギー代謝に関与するサイトカインの解析を行い学会や研究会発表へと進めていく。肥満症モデルにおける脳内の解析(ELISA測定系)等が一部評価できず次年度使用額が発生している。
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