Project/Area Number |
20K11642
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Beppu University |
Principal Investigator |
仙波 和代 (後藤和代) 別府大学, 食物栄養科学部, 教授 (30381031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陶山 明子 別府大学, 食物栄養科学部, 教授 (50721437)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 免疫 / 抗体 / リンパ球 / ミネラル / 樹状細胞 |
Outline of Research at the Start |
アルミニウムや鉄等のミネラル複合物を細胞に添加すると、免疫系タンパク分子IRAK-4 の遺伝子発現が増加することを見出した。本研究では、免疫細胞に影響を与えるミネラルと、IRAK-4を発現誘導する投与方法を同定し、ミネラル刺激によるIRAK-4の発現増加が免疫力を向上させることを以下の方法で証明する。 ①各種ミネラルで免疫細胞を刺激し、サイトカインや関連遺伝子を解析することで、免疫細胞に影響を与えるミネラルを同定する。 ②マウスに①で同定したミネラルを種々の経路で投与し、IRAK-4を誘導することができる投与方法を決定する。 ③IRAK-4誘導マウスが加齢による免疫低下を補完できるのか検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
J774(マウス由来マクロファージ)を用いて、ミネラルによる反応性の検討を行った。以前樹状細胞で行った予備実験においては、天然「湯の花(ハロトリカイト)」に免疫を活性する成分が含まれていたため、今回、化合物として以下に示す6つの成分の物を用いた。①硫酸カリウム ②硫酸アンモニウム ③硫酸アンモニウム鉄 ④アルミニウム ⑤硫酸カリウムアルミニウム ⑥メチルスルフォニルメタン(有機硫黄) J774細胞に上記の化合物を添加し、表面抗原MHCをFACSにて解析するとともに、TNF-αとIFN-γのサイトカインの解析を行った。またマウスの脾臓細胞を分離培養し、ex vivoにおいて上記の化合物を添加し抗体産生の解析を行った。 J774細胞表面抗原は、硫酸カリウムアルミニウム及び硫酸アンモニウムにおいてMHCclassIに若干増加傾向を認めたが、コントロールと比較して有意な差は認められなかった。またTNF-α及びIFN-γをELISAにて解析したが、こちらも大きな差は確認できなかった。予備実験においてハロトリカイトをJAWSII細胞に添加するとIrak-4の遺伝子上昇が確認できていたので、IFN-γの上昇を期待したが本実験では認められなかった。次年度は条件を変更して再度行う予定である。また脾臓細胞における抗体産生においては、全ての化合物添加でIgAの若干の上昇を認めたが、有意差は認められなかった。次年度はIgGの検討も行う予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究課題は令和2年度よりスタートさせたが、準備が整い本格的な実験に入る際にコロナ期となった。初期の頃は学内の授業や他の新たな業務に追われ実験時間の確保が難しかったこと、途中からは実験試薬等の発注から受け取りまでの時間が長くなったこと、さらに円安の影響で計画していた内容の細胞や試薬が買えなくなったことが研究の遅れの大きな原因である。特に実験試薬等の受け取りは、半年以上の時間を費やす事も何度か経験し、また細胞等の購入に関しては、時間がかかった上に古い物が届き、そこから増殖させるのに数か月もの時間を費やした経緯がある。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は本実験の最終年度であるが、実験が遅れているため可能な限り実験時間を確保する予定としている。またそれでも遅れが取り戻せない場合は期間延長も考慮する予定である。今年度は以下の実験を行う。 1)J774、JAWSII、NCL細胞にSを含む化合物を添加し、細胞性免疫と液性免疫の活性化の検討を行う。細胞性免疫の指標としてはTNF-αを用いて、また液性免疫はNCLの細胞培養液中の抗体を測定することにより行う。 2)加齢や腫瘍等により免疫が低下しているマウスに、ミネラル系の化合物で刺激を与えた細胞を移入することで、免疫低下を補填可能か否かの実験を行う。
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