Project/Area Number |
20K11659
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
岩中 伸壮 京都光華女子大学, 健康科学部, 准教授 (80584002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横川 拓海 京都大学, 農学研究科, 助教 (80844323)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | グロビン蛋白質 / シグナル伝達 / 運動 / 栄養 / 食品成分 |
Outline of Research at the Start |
運動を行うことは健康維持のために有効であることは間違いないが、有酸素代謝能力が低くては十分に運動を行うことは難しい。また、身体活動量の高い人ほど癌発生リスクが低くなるという報告があることからも、有酸素代謝能力が高く、活動的であることは身体的健康を末永く維持するためには必須である。 骨格筋に含まれる赤い色素蛋白質のミオグロビンなど、酸素と結合するグロビン蛋白質は、有酸素代謝能力の向上や酸化ストレスの軽減に貢献すると考えられているが、その生合成のシグナル伝達については未解明な部分も多い。よって、本研究ではグロビン蛋白質の生合成メカニズムを明らかにし、健康寿命の延伸に貢献することを目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
酸素と結合するグロビン蛋白質は、酸素代謝能力の向上や酸化ストレスの軽減に貢献すると考えられているが、その生合成シグナルについては未解明な部分も多い。本研究の目的はグロビン蛋白質の生合成メカニズムを明らかにし、生活習慣病予防に関わる知見を得ることである。 令和5年度は、前年度から引き続きゼブラフィッシュを用いて運動刺激または食品因子や薬剤の腹腔内投与を行い、ミオグロビンタンパク質の発現シグナルの検証をリアルタイムPCR法を用いて行った。本年度はこれまでの実験結果に不安定さが残るデータの再検証を行うとともに、運動刺激においては運動強度よりも運動時間を延長することとし、これまでの2時間の水流運動負荷に加え、4時間、6時間と運動時間を延長し再検証を行った。薬剤もしくは食品因子の腹腔内投与においては、機械式マイクロマニピュレーターを用いて安定して腹腔内投与を行えている。新たな投与物としてレスベラトロール、17β-エストラジオールを加え、ミオグロビン遺伝子とミトコンドリア生合成シグナルの発現確認を行っており、次年度も引き続き実施する。また、共同研究者の協力を得て遺伝子改変マウスを用い、インスリン様成長因子IGF-1に加え、AMPKがミオグロビン発現を制御するかの検証も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に予定していたミオグロビンタンパク質発現シグナルに影響する運動刺激と食品因子の相乗効果についての検証を未だ継続していることに加え、各種阻害剤を用いた標的タンパク質のシグナル伝達経路の検証やメカニカルストレスの検証が未だ行えていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度以降未実施であった実験を進めるとともに、各種阻害剤を用いて標的タンパク質のシグナル伝達経路の検証を行う予定である。得られた研究結果については国際学術誌に投稿する。
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