Project/Area Number |
20K11660
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Tezukayama Gakuin University |
Principal Investigator |
向井 貴子 帝塚山学院大学, 人間科学部, 助手 (60701464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠堂 達也 帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (00460535)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | CREG1 / ヘパトカイン / バトカイン / 褐色脂肪 / 臓器間ネットワーク |
Outline of Research at the Start |
新規臓器間ネットワーク因子の同定とその作用機序を明らかにするために、下記3つを柱とした研究を行う。 1. 新規臓器間ネットワーク因子の発現条件、標的臓器、生理作用を検討する(2020-2022)。 2. 新規臓器間ネットワーク因子の臓器への取込み機構・作用メカニズムを解明する(2020-2022)。 3. 新規臓器間ネットワーク因子の発現制御機構の解明と応用基盤の確立を行う(2022)。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、分泌型糖タンパク質CREG1が臓器間ネットワークを担う内分泌因子として広く全身性に働いていることを明らかにすることを目的とし、(1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討、(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明 、(3) CREG1の発現制御機構の解明の3つを柱とした研究を行う。令和4年度は、応用基盤の確立を目的とし、主にこれまで遅れ気味であった(3)の発現制御機構の解明についての研究を実施した。C3H10T1/2細胞を用いて、細胞内シグナルに関係した種々のアゴニストによる刺激、及び培地成分等を検討した結果、低栄養下においてCREG1の発現が有意に上昇した。この結果は、絶食時に肝臓のCREG1が発現上昇するという動物実験の結果に一致している。CREG1はオートファジーに関与していることが示唆されていることから、オートファジー特異的誘導ペプチドTat-Beclin1 D11による刺激を行った。その結果、CREG1の発現は有意に上昇し、オートファジー誘導がCREG1の発現誘導因子の一つであることが明らかとなった。また、効率的なスクリーニング系の確立を目的とし、CREG1プロモーターのレポーター遺伝子を構築し、植物由来成分によるレポーターの活性化を確認した。(2)に関しては、令和3年度にCREG1がプロセシングを受け細胞内へ取込まれること、IGF2受容体が大きな役割を果たしていることが示された。令和4年度は、CREG1の取り込みに関する分子、及びCREG1の細胞輸送経路の解明を目的とし、細胞表面ビオチン化アッセイを実施し、現在解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究課題では、(1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討、(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明 、(3) CREG1の発現制御機構の解明の3つを柱として研究を進める計画である。令和4年度は、遅れ気味であった(3)を中心に検討し、オートファジーがCREG1の発現誘導因子となっていることを明らかとした。また、CREG1の発現誘導因子のスクリーニング系を確立し、制御機構の解明と、CREG1の応用化に向けた基盤構築を行った。 これまでの研究によりCREG1の発現条件は明らかになりつつあるが、臓器間ネットワークの全容はつかめていない。また、取込み機構・作用メカニズムについての解析も十分に進めているとは言えない。以上より、遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度もこれまでと同様に、(1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討、(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明 、(3) CREG1の発現制御機構の解明を柱として研究を進めていく。 (1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討:発現条件については結果が得られていることから、臓器間ネットワークを担う内分泌因子としてのCREG1の作用解明を中心とした検討を行う。具体的には、CREG1抑制アデノ随伴ウイルスベクター、およびドキシサイクリン誘導性アデノ随伴ウイルスベクター用いた組織特異的発現・抑制実験により、標的臓器や生理作用解明を目指す。(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明:令和4年度に引き続き、細胞表面ビオチン化アッセイを行い、細胞輸送経路の解明を目指す。(3) CREG1の発現制御機構の解明:これまでの研究により、発現機構についてはかなりの進展が見られている。令和5年度は、レポーター遺伝子を用い制御領域の探索を行い更なる解明を目指すとともに、応用化を目指しCREG1発現誘導作用を持つ食品分子のスクリーニングを行う。
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