Project/Area Number |
20K11665
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition |
Principal Investigator |
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 麻衣 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 研究員 (10723661)
吉村 英一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
緒形 ひとみ 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (80455930)
川中 健太郎 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (80339960)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 時間栄養学 / 血糖値 / 食後高血糖 / 肥満 / 身体活動量 / エネルギー消費量 / 持続血糖モニター |
Outline of Research at the Start |
夜遅い時間帯の食事および朝食欠食などの不規則な食習慣は、糖尿病や肥満の発症と関連する。 本研究では、1日の食事リズムのズレそのものが健康指標に悪影響を及ぼすかについて、実験室的研究介入研究および縦断研究から明らかにする。介入研究では、食事内容・睡眠時刻を統一した上で、食事時刻のみ異なる試験デザインにより実施する。本研究の実施は、食事リズムを考慮した栄養指導の実現への一助となることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
夜遅い食事の習慣者と糖代謝異常が関連することは先行研究にて報告されており、その要因の一つとして、一過性の就寝前の食事は睡眠時の血糖値が高いことが関連している可能性がある。一過性の朝食欠食は、昼食時の食後高血糖を引き起こすが、朝食欠食の食生活を1週間継続した場合、初日の食後の血糖値と比較して低値を示し、食後の血糖の急上昇が見られなくなったという報告がある。従って、食事タイミングに関する一過性の食後の血糖値の反応と慢性的の反応は異なる可能性がある。そこで本研究では、朝型および夜型食生活の介入を継続して8日間実施し、2条件下におけるヒトの1日の血糖変動の違いについて検討した。 本年度は朝型食生活と夜型食生活の2条件の食生活をそれぞれ8日間継続して実施した。介入7-8日目は、実験室環境下で、試験を行った。 本研究では、介入期間中における2条件間の食事内容は全て規定食とし、摂取する食事は統一した。また2条件間の食事の摂取時刻は異なる条件を設定し、夜型食生活の食事時刻は、朝型の食事時刻を4時間程度シフトさせた食事時刻とした。血糖値は、24時間連続的に血糖値を評価可能な持続血糖機器を用いて評価した。 7-8日目の夜型食生活条件時の24時間の平均血糖値は、朝型食生活条件時と比較し有意に高値を示した。今後、1-7日までの血糖値の解析および食後の血糖変動に着目して解析を行い、学会発表および論文執筆を行う。 また別研究にて、食後高血糖を引き起こす要因について横断研究にて検討を進めており、現在倫理審査書類を提出している段階である。倫理審査書類の申請が終了次第、調査に取り掛かる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
倫理申請、被験者募集等、事前に申請していたためスムーズに介入試験を実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、初年度に実施した研究成果をまとめている。今後、食後高血糖と食事摂取時刻について横断研究を用いて両者の関連を調査する。なお、横断調査のための倫理申請はすでに承認されているため、今後研究体制を整えて調査を開始する。
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