Project/Area Number |
20K11755
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60050:Software-related
|
Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
兪 明連 東京都市大学, 情報工学部, 教授 (80451384)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | モバイル分散型システム / キャッシュメモリ / キャッシング置き換え / オブジェクトの価値 / ヒープ構造 / キャッシュメモ / オブジェクトの入れ替え / オブジェクトの価値評価 / キャッシング費用 / キャッシング / 置き換えモジュール / リアルタイムOS |
Outline of Research at the Start |
分散型環境ではノードの位置によってオブジェクトをキャッシングする費用が異なり、またモバイルシステムでよく使われるウェブキャッシングの場合、ファイル単位でキャッシングが行われ、キャッシング単位の大きさが異なる。 このような特徴を考慮して、メモリのリソースの制限があるモバイル分散型システムにおいて、他ノードのオブジェクトを参照するためキャッシングする場合を対象に、キャッシング費用を節減する置き換えアルゴリズムを提案し、提案したキャッシュメモリ管理手法を搭載したリアルタイムOSを開発する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、モバイル分散型システムにおいて、他ノードのオブジェクトを参照するためキャッシングする場合を対象に、キャッシング費用を節減する置き換えアルゴリズムを提案し、提案したキャッシュメモリ管理手法を搭載したリアルタイムOSを開発することを目的とし、1.キャッシュメモリから削除するオブジェクトを選択するための基準になる「キャッシュメモリ内のオブジェクトの価値評価プログラム」と、2.キャッシュメモリ内のオブジェクトから新しく参照されるオブジェクトに入れ替える「キャッシング置き換えモジュール」を搭載したリアルタイムOSを実現する。 2023年度は、システムの性能評価を行う計画であったが、2022年度に行った一部ヒープ構造構成の変更及び置き換えアルゴリズムの修正に伴い、性能評価モジュールも修正する必要があった。 性能評価としては、(1)キャッシュメモリから削除するオブジェクがヒープ構造から正しく選択できているかと、(2)置き換えアルゴリズムが効率よく動作しているかについて評価を行う。(1)については、完了し、オブジェクがヒープ構造から正しく選択できていることが確認できた。(2)については評価のためのモジュールの修正に時間がかかり、性能評価の完了までには至っていなかった。評価モジュールのアルゴリズムはほぼ完成できている。 そして、それらの成果を国際会議にて3件発表を行い、論文誌に発表するための論文の準備を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度は、開発したモバイル分散環境OSシステムの性能評価を行うことを計画していた。 しかし、2022年度に行った一部ヒープ構造の変更及び置き換えアルゴリズムの修正に伴い、性能評価モジュールも修正する必要があった。 そのため、評価モジュールの修正に時間がかかり、性能評価まで完了することができず、次年度に性能評価を完了することとした。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度に作成した性能評価モジュールを用いて、2020年度に作成した1.キャッシュメモリから削除するオブジェクトを選択するための基準になる「キャッシュメモリ内のオブジェクトの価値評価プログラム」と2022年度に作成した2.キャッシュメモリ内のオブジェクトから新しく参照されるオブジェクトに入れ替える「キャッシング置き換えモジュール」のモバイル分散環境OSへの組み込みとシステムの性能評価を行う予定である。そして、成果を国際会議で発表することで、本研究を完了する予定である。
|