時空間セグメントと収集データを柔軟に設定可能なクラウドセンシング基盤に関する研究
Project/Area Number |
20K11779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60060:Information network-related
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Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
梶 克彦 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (40466412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 忠則 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (80252162)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | クラウドセンシング / スマートフォン / 時空間フェンシング |
Outline of Research at the Start |
本研究では,行動・環境センシングデータを柔軟に収集して利用できるクラウドセンシング基盤を構築し,その運用によってデータ収集に必要な条件・依頼方法などの知見を蓄積することを目的とする.地理的な場所を制限するジオフェンシングに時間要素を加えて拡張し,時間と場所によって境界を区切る時空間フェンシング(Spatio-Temporal Fencing)の概念を導入し,限定された時空間にいる間に限定してセンサデータを自動収集する仕組みを提案する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,行動・環境センシングデータを柔軟に収集して利用できるクラウドセンシング基盤を構築し,その運用によってデータ収集に必要な条件・依頼方法などの知見を蓄積することを目的とする.クラウドセンシング基盤の利用者は,データ収集依頼者と,データ収集協力者に分類される.データ収集依頼者は「なんのために,いつ,どの場所において,どんな種類のセンサデータが必要か」を定義する.データ収集協力者はスマートフォンやスマートウォッチに専用アプリケーションをインストールしておくと,適切な時空間に存在しているデータ収集協力者に対して,センシング要求のプッシュ通知が送られる.ユーザがデータ収集の種類や目的に同意した場合には,その時空間にいる間のセンシングデータをバックグラウンドでロギングし適宜センサデータ管理サーバにアップロードされる.依頼者はアップロードされたセンサデータを適宜利用できるようになる. 本研究が対象とするクラウドセンシング例を以下にあげる.「建物構造を構築するため,昼間の時間帯の,ある建物における,加速度・角速度・気圧データを収集したい」「深夜の騒音公害調査のため,夜間の,公園における,騒音レベルデータを収集したい」. 3年目となる2022年度は,過去2年間において実装を行ったプラットフォームの基本部分に関して,実用性を高めるための再実装を行った.また,センサデータ収集を行うスマートフォンアプリについては,任意形状の空間への侵入・退出の判定を高精度に行えるよう拡張を行った.さらに,サーバとスマートフォンの連携機能を実現した.これらの機能の実装によって,実用的なプラットフォームの実現に近づくことができたと考える.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年目までに実現する予定であったプラットフォーム構築については,3年目修了の段階でに実現できた.そのため計画はやや遅れていると考える.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は本申請の最終年度であるため,本テーマの完遂を目指して,複数の環境において 実際に本プラットフォームを用いたデータ収集実験を行い,プラットフォームの実用性に関して評価を行う予定である.
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)