ロヒンギャ避難民キャンプの脆弱性とレジリエンスに関する研究
Project/Area Number |
20K12317
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
日下部 尚徳 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 准教授 (60636976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉江 あい 名古屋大学, 高等研究院(環境学), 特任助教 (10786023)
大橋 正明 聖心女子大学, 現代教養学部, 非常勤講師 (20257273)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 難民 / ロヒンギャ / バングラデシュ / 脆弱性 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプの生活課題と、そこで難民が抱える脆弱性の構成要素を明らかにする。加えて、難民の生活を大きく左右する当該国政府や国際援助機関のポリシーが難民支援に与えた影響についても分析する。これらを踏まえ、日本が積極的に取り組むロヒンギャ難民支援に寄与する政策的示唆を得ることを本研究の目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプの生活課題と、そこで難民が抱える脆弱性の構成要素を明らかにすることを目的としている。また、難民の生活を大きく左右する当該国政府や国際援助機関のポリシーが難民支援に与えた影響について分析することで、日本が積極的に取り組むロヒンギャ難民支援に寄与する政策的示唆も得たいと考えている。2023年度は、2022年度に引き続きバングラデシュの難民キャンプにおいて現地調査を実施した。調査内容は、難民キャンプ・ホストコミュニティ双方が直面する社会的課題と社会関係資本の変遷を明らかにしたうえで、それらが地域の脆弱性に与える影響を分析するものである。また、ダッカにおいては、関連国・国際援助機関、NGOの難民支援ポリシーがコロナ禍においてどのように変化していったのかを調査した。 日本においては、過去3年間の調査結果を分析し、考察を加えるため、オンライン研究会を実施した。オンライン研究会には研究分担者に加え、現地の有識者に参加を依頼し、活発な議論をおこなった。 2023年度の公表実績としては、本科研の成果としてThe Rohingya’s Predicament from Bangladeshi / Japanese Perspectives: Between Acceptance and Frictionを Academic Press and Publishers Libraryから出版した。また、研究代表者および分担者がそれぞれの所属学会や公開講演会で研究発表を行ったほか、学術出版物での分担執筆や一般向け書籍などでロヒンギャ問題に関する解説を積極的に行った。
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Report
(4 results)
Research Products
(23 results)