Project/Area Number |
20K12401
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
井口 梓 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (50552098)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 登山 / 登山者 / 観光行動 / オーバーユース / 登山道 / 環境保全活動 / 大山 / アンダーユース / 登山観光 / 登山道管理 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、第1に全国の百名山における観光動向の現状を把握したうえで、第2に北陸・近畿・中四国・九州に位置する百名山を事例地域として、各選択ルートにおける登山者の観光行動の特性と発生メカニズムを検討する。その結果を踏まえたうえで、第3に観光との関係性から、登山道の資源管理をめぐるアンダーユースとオーバーユースの問題に向けた指針や課題を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、(1)大山の登山道の変遷を明らかにするために、旧道と崩落個所の推定作業を進めたうえで、及び昨年度収集した大山の遭難事故データ1937年から1998年の285件について地図化し、事故発生状況と登山道状況との関係性を明らかにした。(2)石鎚山の事故データ、事故防止の対応策、及び登山道整備状況の調査を進めた。(3)剣山の登山道のうち、登山道入り口から西島駅に至る「見ノ越・西島コース」、西島駅から本宮に至る「大剣神社コース」、刀掛けの松から次郎笈の尾根に至る「行場コース」、剣山山頂から次郎笈山頂に至る「尾根道コース」について、ウェアラブルカメラを用いて撮影し、登山道の動向と整備状況について調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
申請者が体調を崩してしまったため、登山を伴う現地調査を十分に実施することができなかったため進捗状況は大幅に遅れているが、データの収集や撮影した動画データの分析作業を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
近年のオーバーツーリズムと山岳資源・登山道整備の担い手不足により、登山道整備を維持することが困難になりつつある中で、対象となる中四国の山岳も厳しい状況にある。今年度は、中四国の山岳調査とその成果公開を進めつつ、全国の山岳管理・ビジターセンター運営・観光振興との連携・山岳管理者の育成・山岳事故防止に向けた方策等の現地調査を併せて進める。
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