Platform Governance for Fair Scholarly Communication
Project/Area Number |
20K12546
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90020:Library and information science, humanistic and social informatics-related
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
三根 慎二 三重大学, 人文学部, 准教授 (80468529)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 学術コミュニケーション / 学術情報流通 / オープンアクセス / オープンサイエンス / プラットフォーム / ガバナンス / プレプリントサーバ |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,デジタル化・オープン化が進展する中で,公平・公正な学術コミュニケーションを実現するプラットフォームのガバナンスはいかに構築することができるのかを明らかにすることである。学術コミュニケーションにおけるプラットフォームおよびそのガバナンスに焦点を当て,1)主要プラットフォームの発展経緯,2)プラットフォームおよびエコシステムのガバナンスの現状と特徴,3)不公平・不公正の実態(商業出版社の寡占・日本の大学図書館の所蔵図書の見えざる劣化調査)を行い,以上から,今後の学術コミュニケーションのプラットフォームのガバナンスの方向性を総合的に検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究代表者の健康上の問題により,当初予定していた研究計画を実質的にほとんど遂行することができず,1年間の研究期間の延長を行った。今年度は,①商業出版社の業績調査,②日本の大学図書館の所蔵図書の調査,③学術情報流通におけるガバナンス調査を計画していたが,上記の理由により,①②に関しては新しいデータの入手,③の調査のみに関して,ルールメイキングに関する文献調査に着手するだけに留まった。 具体的調査として,①②に関しては,2022年度に新規に公表された報告書およびデータの入手を行い,過去分と統合することで経年的傾向に変化が見られるかを把握した。③に関しては,ルールメイキング(ルール形成)に関する基礎的概念を把握するために,図書館・情報学分野以外の他分野における関連文献の網羅的収集と精読を行った。結果として,ルールメイキングを扱う分野には社会科学および工学分野にわたって多様な分野があることがわかった。たとえば,法律学分野における競争法,政治学分野における政策過程論・国際行政論,経済学の行動経済学,経営学分野の競争戦略論,工業学分野の技術標準化などである。各分野で提唱されている概念,モデル,アプローチ,枠組みをそのまま学術情報流通におけるルールメイキングに適用することは不可能ではあるが,同領域にも適用可能なものもいくつか散見され,来年度以降も引き続き文献収集と精読を行い,事例分析を実施する予定である
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は研究代表者の健康上の問題により,当初予定していた研究計画を実質的に遂行することができなかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は,本来2022年度に実施予定であった調査計画について実施する予定であるが,特に学術情報流通におけるルール形成にエフォートを注力する予定である。具体的には,学術情報流通の領域における政策,ルール,標準等を対象にその形成および派生,模倣の実態・過程を明らかにするための調査を行う予定であり,可能であれば国際・国内での学会発表を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)