Project/Area Number |
20K12886
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 01070:Theory of art practice-related
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
牧 奈歩美 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 准教授 (80626888)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 全方位映像 / VR / 絵画表現 / 芸術表現 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、全方位映像において、一次元を象徴する線やマチエールを有する絵画表現に着目し、画材の物質的な視覚表現の有効性を検証し、方法論の確立と一般化を目的とする。物理世界の法則を超越した空間表現が可能な手描きによる絵画表現に焦点を当てることで、これまで全方位映像における創作研究が対象としきれていなかった観点から、新しい方法論構築への寄与を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、全方位映像において一次元を象徴する線やマチエールを有する絵画表現に着目し、画材の物質的な視覚表現の有効性を検証し、方法論の確立と一般化を目的としている。物理世界の法則を超越した空間表現が可能な手描きによる絵画表現に焦点を当てることで、これまで全方位映像における創作研究が対象としきれていなかった観点から、新しい方法論構築への寄与を目指している。 2023年度は描く寸法とスケール感覚・距離感覚の相対関係を明らかにするための対象としてエクイレクタングラー形式の画像作成を複数作成し、作成した絵画素材・手法ごとに種類分けを実施した。エクイレクタングラー形式のシーンを各分類ごとに作成し、1つずつVR上に実装していった。また、実際にゴーグルを装着して目視で確認していき、必要な映像上の補正・調整などを順次行っていった。実際にVR上に画像を配置していく際は、コンピュータ上のコントロールとゴーグルでの視聴を何度も行き来し、手動による微調整が当初の予定より大幅に必要であることがわかった。そのため、本来であれば当年度に被験者に体験させインタビューと質問紙を中心とした質的調査を行う予定であったが、VR上への実装の段階でさまざまな技術的問題が発生し、時間を予定より要してしまったため、当初の予定より後ろ倒しとなった。 また、本研究で実施している手法を本研究代表者が実施している演習でも教材として利用し、その成果を分類し、表現手法の方向性・目的毎に分析してまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では当年度に被験者に体験させインタビューと質問紙を中心とした質的調査を行う予定であったが、VR上への実装の段階でさまざまな技術的問題が発生し、時間を予定より要してしまったため、当初の予定より後ろ倒しとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は前年度実施を予定していた被験者に体験させインタビューと質問紙を中心とした質的調査を行う予定である。
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