言語景観を活用した多文化社会への支援に資する内容重視型初級日本語教育教材の開発
Project/Area Number |
20K13093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Nagoya University of Commerce & Business |
Principal Investigator |
磯野 英治 名古屋商科大学, 国際学部, 教授 (50720083)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 言語景観と日本語教育 / 初級ビデオ教材 / 外国人定住者 / 社会文化的理解 / CBI / ビデオ教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、日本語学習者の増加や外国人定住者の急増に伴う社会的要請や学界の状況に応えるべく、研究代表者が先駆的に取り組んでいる「言語景観を活用した内容重視の日本語教育」を体系的に発展させ、誰にでも利用できる革新的で汎用性のある初級教育・学習カリキュラムと教材を開発する。さらに開発したこれらのコンテンツを誰にでも活用可能な形で公開し、日本語教育界におけるカリキュラムの拡大と新しい幅を提供することを契機として、外国人定住者とその帯同家族の日本語による社会適応、および国内外の日本語学習者の社会文化的理解に寄与することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、(1)研究代表者が先駆的に取り組んでいる「言語景観を活用した内容重視の日本語教育」を体系的に発展させ、新たに初級日本語学習者用の教材を開発し、(2)開発したこれらのコンテンツを誰にでも活用可能な形で公開して、日本語教育界における新しい幅を提供するとともに、日本国内の外国人定住者、国内外の日本語学習者の教育・学習支援に役立てることである。これに関連して2022年度は、以下がその研究実績となる。 <言語景観を活用した初級日本語教育用ビデオ教材開発の理論的枠組みと内容の発信> 教材開発に先立って、理論的枠組みとその概要を国際学会において「多文化社会への支援に資する言語景観を活用した初級日本語教育用ビデオ教材開発の理論的枠組みと内容について」というテーマで発表した。発表では当該研究の発信に努めるとともに、国内外の関係者と教材制作に向けた意見交換を行った。 <言語景観を活用した日本語教育研究に関する論文公開> 言語景観研究に関して社会言語学、および日本語教育学に関する書籍、およびビデオ教材(https://www.youtube.com/watch?v=NHV338g_NBo、https://www.youtube.com/watch?v=qB0-eSC_yUQ)を網羅的に概観した上で、言語景観を活用した日本語教育研究について、その展望を論じた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究実績の概要】に示したように、計画しているビデオ教材制作に向けた準備である「理論的枠組みの構築と内容の検討」と「言語景観研究の概観と整理」という二本の柱について、学会発表とその論文化が完了しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の今後の推進方策は、以下のとおりである。 1.引き続き、言語景観データの収集を行う。 2.ビデオ教材の制作に向けたシナリオの執筆を行う。 3.ビデオ教材を制作し、公開する。 4.公開したビデオ教材について学会発表を中心に行い、活用についてさらに内容を深める。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)