英作文評価を予測する英語ライティングプロセス指標の評価と検討
Project/Area Number |
20K13117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
川口 勇作 愛知学院大学, 教養部, 講師 (10805378)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 英語ライティング / ライティングプロセス・方略 / CALL / キー入力記録 / 学習ログデータ / 評価 / 英語教育 |
Outline of Research at the Start |
従来の英語ライティングプロセス研究において、ライティングプロセスの特徴を示す様々な指標が提案・使用されてきた。しかし、それらの指標が相互にどう関係し合っているか、また英作文の評価・熟達度とどのような関係にあるかを検討する試みはなされてこなかった。そこで、本研究では、それらライティングプロセスに関する量的な指標をタイプ別に分類した上で、統計的手法を用いて指標のタイプごとに最も英作文の評価に寄与する指標を明らかにし、よい英作文を書く書き手の行動を把握するための指標を整理することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、これまでのライティングプロセス研究で使用されてきた、ライティングプロセスにかかわる観察可能な量的指標をタイプ別に分類し、指標のタイプごとに最も英作文の評価を説明する指標を統計的手法を用いて明らかにし、よい英作文を書く書き手の行動を把握するための指標を整理することを目的としている。よい書き手の行動を量的指標で把握することで、ライティング指導や評価に応用することが期待できる。 2022年度は、2021年度に英作文自動評価プログラムを使用して付与した英作文評価と、一部指標の相関関係の分析を予備調査として行った。ただ、英作文評価のばらつきが想定よりも小さかったため、明確な相関関係は観察できなかった。この結果から、英作文評価として、自動評価プログラムを使用せず、評価者を雇用して改めて評価を付与しなおす必要性を検討した。また、全体的な評価値ではなく、英作文の正確さや複雑さといった、全体的な評価値に影響を及ぼす指標との関連を観察する必要性を検討した。この予備調査と並行して、選定したライティングプロセスにかかわる指標を算出するための分析コードの準備を進めた。一部の指標について、他の指標との相関が見込まれることから、モデルをシンプルにするために分析から除外することを検討した。 来年度2023年度は、引き続き指標の整理を進めつつ、分析コードを完成させ、分析を行う予定である。研究期間延長後の最終年度となる2024年度にこれら分析の成果を学会発表や論文の形で公開する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
英作文評価プログラムによって付与した英作文評価が書き手のライティング習熟度をうまく弁別できていない可能性があるため、別の指標を用いる、評価を付与しなおすなどの代替案を検討する必要が発生した。それに伴い、研究期間を延長し、今年度実施予定だった作業を来年度以降に先送りすることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度の在外研究中に上記の作業を進める。同時に、在外研究の受入先の教員からの助言を受けながら、機能言語学の観点を取り入れることを検討する。最終年度である再来年度に、これまでの研究をまとめ、指標のガイドラインを提案する。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)