Project/Area Number |
20K13124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
阿部 慎太郎 近畿大学, 法学部, 講師 (70759836)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 中国語テキスト分析 / 中国語語彙 / Kh Coder / 中国語教科書研究 / 中国語語彙研究 / KH Coder / 中国語教科書 / 中国語教育 |
Outline of Research at the Start |
教科書の語彙は、著者の主観的要素が強く反映されると言われている。そこで、統計的な手法を用いて、教科書の語彙にはどのような傾向、偏りがあるかを多角的に分析し、把握することは重要である。そこで、本研究では、KH Coderというソフトを用いて、日本で出版されている中国語教科書を対象に、中国で出版されている教科書や他言語の教科書などと比較し、上記の問題点を明らかにすることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本で出版されている中国語教科書の語彙を多角的な視点から分析し、その特徴や偏りを明らかにすることを目的とする。 2020年度、2021年度の2年間かけて、中国語教科書のサンプルを元にKH Coderの形態素解析、品詞分類に関して、株式会社SCREENアドバンストシステムソリュー ションズによる有料分析サポートシステムを活用し、専門家のアドバイスを受けながら調査を行ったが、KH Coderが推奨する中国語の形態素解析ソフトの形態素解析及び品詞分類の精度が本研究の調査目的では精度が低く、分析できる段階に至っていないことが判明し、当初予定した研究が進まない状況となった。 こうした状況の中、2022年度は、中国語形態素解析の専門家(目白大学教員)にアドバイスを頂きながら、KH Coderの形態素解析ソフトの形態素解析及び品詞分類の精度の問題点に関する報告を一点予定していたが、コロナ禍の影響もあり十分に専門家との打ち合わせができず、2022年度に報告ができなかった。そこで、一年間の延長申請を出し、この報告は2023年度に行う予定である。そこで、2022年度は、テキスト分析の方法をKH Coderは使わずに行った。具体的には、2020年度、2021年度でテキスト入力した中国語初級教科書30冊を利用し、助動詞“想”、“要”が一冊あたり例文の中でどのくらい扱われているのかを調査した。この研究に関しては研究論文として投稿し、2023年6月に掲載予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の主な目的は、KH Coderを用いた中国語教科書のテキスト分析であるが、KH Coderが推奨する中国語の形態素解析ソフトの形態素解析及び品詞分類の精度が本研究の調査目的では精度が低く、分析できる段階に至っていないことが判明したことで、当初の目的が一時中断せざるを得なくなった。また、コロナ禍により、テキスト入力の作業の人員確保が困難になったこと、KH Coderの専門家との打ち合わせが十分に取れなかったことで、全体的に研究が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
延長申請を出し、2023年度を最終年度とする。2023年度では、研究の進め方を一部変更し、可能な限り研究目的を遂行する。主に次の2点を軸に研究を進める。一点目は、KH Coderの形態素解析及び品詞分類の精度に関する現状と課題を研究ノートとして学会誌に投稿する予定である。二点目は、中国語初級教科書の語彙の特徴をKH Coderの一部の機能を使い分析を行う。形態素解析が十分でないため、筆者自身で形態素に分け、その後KH Coderにかけて調査を行う。
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