How Does Inner Voice Influence L2-English Reading Processes?
Project/Area Number |
20K13132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉川 りさ 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90782615)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 第二言語読解 / Inner Voice / Lexical Quality / 横断的・縦断的アプローチ |
Outline of Research at the Start |
書き言葉は、話し言葉を文字化したものであるため、読み手は意識的であれ無意識的であれ、心の中の声(内語:inner voice)を聞いていると言われている。本研究では、研究例の乏しい日本人英語学習者を対象に、(1)彼らの英文読解時における内語形成の実証、(2)読み手のLexical Quality(語彙表象の精緻さ)が内語と読解プロセスに及ぼす影響の検証、(3)Lexical Qualityを高める指導により内語発達と読解プロセスの変化の検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、外国語として英語を学ぶ大日本人大学生を対象に、英文読解時に形成される内語(inner voice)が読解時の意味処理に果たす役割を明確にすること、そしてそれらが個人差をどのように説明するかをLexical Quality(LQ:語彙表象の精緻さ)の側面から探ることを目的としている。また、LQ向上を目的とした発音・音声指導介入の有無が内語発達に及ぼす影響を調べることも研究目的である。視覚的に提示された情報処理を行う際に日本人英語学習者が経る読解処理のプロセスに関する知見と、読解を支える構成素に関する知見を蓄積することを目指している。本年度はコロナ禍により実施できなかった予備実験を実施し、本実験で使用する実験項目と発音・音声指導内容を決定し、実験の妥当性・実現性の確認をする予定であったものの、コロナ禍の影響による授業形態の変化に伴い、授業実践を通した実験を予備実験を含めて実施することは困難であったため断念した。そのため、文献調査を通して、発音・音声指導の内容の整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記したように本年度も授業実践を通した実験を行うことができなかったため、本実験で実施する発音・音声指導内容の決定が行えなかった。このため、研究プロジェクトの進捗状況は遅れている。しかし手持ちのデータの再分析や文献調査を通して得られた知見に基づき実験内容を決めていくことで遅れは徐々に解消するのではないかと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ますは予備実験が行える環境状況になった際に速やかに実施できるよう準備を引き続き進めていきたい。またオンライン・対面どちらでも開催される学会へのできる形での参加を通して理論面の強化と成果発表を行っていく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)