People's Diplomacy: The Transformation of U.S.-China Relations in the Cold War
Project/Area Number |
20K13426
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 06020:International relations-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
南 和志 大阪大学, 大学院国際公共政策研究科, 准教授 (80865197)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 米中関係 / 中国系アメリカ人 / クエーカー教徒 / ニューレフト / ベトナム戦争 / 文化大革命 / 人民外交 / 冷戦 / 非国家アクター / パブリック・ディプロマシー |
Outline of Research at the Start |
本研究は、冷戦変容期(1970年代)、アメリカと中国が非国家アクターを通じて非公式な外交関係を構築した過程、すなわち「人民外交」の展開を明らかにするものである。1949年の中国共産党革命以来20年にわたり対立し、交流が寸断されてきた両国にとって、外交交渉のみにより信頼関係を回復することは不可能であった。そこで、米中政府は非国家アクターを利用し、経済・文化・教育の様々な分野で交流活動を活発化させることで、両国関係の改善を図った。本研究は、米中両国の幅広い史料を用い、これまで主に政府間外交の枠組で論じられてきた冷戦期米中関係の変容を、人民外交という新しい視点から再考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度の成果として、まずは4月に研究成果の集大成をコーネル大学出版会(United States and the Worldシリーズ)から書籍として出版する契約を結んだことが挙げられる。この書籍は松下幸之助志財団の松下正治記念学術賞の補助を得て、Open Accessで出版される予定である。図表などを含めた最終原稿を10月に提出し、現在出版社にて、出版準備が進められている。 また、書籍に掲載しきれなかった研究内容を、2つの論文として執筆した。1つ目は1970年代米中和解の時期における中国系アメリカ人の経験について、米中の一次資料を利用して分析した論文が、3月に外交史の分野で有名なDiplomatic History誌に掲載された。また、冷戦期の米中関係におけクエーカー教徒の役割について、主にアメリカ・フレンズ奉仕団(フィラデルフィア)の資料をもとに書いた論文を、冷戦史の分野で権威のあるCold War History誌に提出した。2度の査読・修正を経て、現在最終審査結果を待っている状況である。 本研究の総仕上げを行うため、2月から3月にかけて、コロナ禍で行えていなかった追加の資料調査をアメリカで行なった。ニューヨーク大学、国立公文書館(ワシントン)、ジョージ・ブッシュ大統領図書館(カレッジステーション)、テキサス大学オースティン校、ロナルド・レーガン大統領図書館(シミバレー)にて資料調査を行い、来年度に論文として執筆予定の、アメリカ新左派(ニューレフト)と中国文化大革命の関係に関する資料を入手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文審査に時間がかかっているものの、おおむね当初の予定通り研究・執筆することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度の資料調査の成果を整理し、アメリカ新左派(ニューレフト)と中国文化大革命の関係に関する論文を完成させ、英文雑誌に投稿することを目標とする。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)