Project/Area Number |
20K13565
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
北 蕾 中央大学, 社会科学研究所, 客員研究員 (70868322)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 中国民営中小企業 / 社会ネットワーク / 事業承継 / 経営ネットワーク / 経営活動 / 中国民営企業 / 信頼関係 / 社会関係資本 / 中小企業 / 中国企業 / 企業承継 / 企業経営 |
Outline of Research at the Start |
中国中小企業経営者の世代交代に関する研究は既に取り組まれているものの、家族経営企 業を対象とするものが一般的であり、研究内容においても血縁重視の後継者の選択と育成に 注目するものが主流である。しかし、これだけでは多種多様な中国中小企業の世代交代の全 貌解明は難しい。本研究では多様な中国中小企業における後継者選択と育成戦略を明らかに した上で、中国中小企業の事業承継における社会ネットワーク、企業内外の信頼関係の継続 と変革に着目し、次世代経営者が率いる中国中小企業の企業行動の特徴を明らかにすること を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度(2022年度)は、中国への渡航がコロナ禍の影響により依然として困難であったため、2021年度と同じくオンラインによるインタビュー調査を中心に実施した。 2021年度の先代経営者へのインタビュー調査結果を参考にしながら、次世代経営者を対象に【1】事業を承継するプロセス 【2】先代経営者の経営資源を如何に活用しているのか【3】先代経営者の無形資産(経営理念や企業文化など)についてどのように承継していくつもりなのかといった質問を中心に調査を行なった。 なお、調査計画書にある【4】次世代経営者が自ら作った経営資源及び各種社会ネットワークについて作り上げたプロセスや活用方法など、【5】次世代経営者の取り組んでいる経営革新や経営活動などについては、現地のロックダウンの影響等でオンラインによる調査の実施が大幅に遅れており、まだ言及していない状態である。 今年の2月頃から中国への入国が緩和されたことを端緒として、フィールドワークの実行に向けた準備を進め調査対象企業の経営者とのアポイントメントを取りつけた。本格的な対面調査を今年の6月に実行することになり、対面調査でこれまでのオンラインによるインタビュー調査の結果を再確認した上で、調査計画書の遅れている部分を完成し研究成果の発表を行う計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
中国でのコロナ感染症隔離措置により、中国への実地調査ができなかったため、オンラインによるインタビュー調査で代用した。しかし、ウィーチャットやzoomを活用するインタビュー調査は、調査対象者のネット環境に左右されるため、調査項目ごとの進捗状況はまちまちである。特にネット環境によるトラブルへの対応にも多くの時間を費した。しかし、オンライン伝言メモやメールのやり取りなどを通じて挽回に努め、6名の次世代経営者へのインタビュー調査を進めてきた。
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Strategy for Future Research Activity |
中国のゼロコロナ政策の転換により中国への渡航が可能になったため、当初予定していた中国現地でのフィールドワークを実行する。今年度の目標は以下のとおりである。【1】対面調査によるこれまでの調査結果を再確認、補足し【2】当初設定した研究スケジュールの遅れを取り戻し、残りの調査内容を今年の秋頃までをめどに完成させる。【3】調査データの不足により完成できなかった研究結果をまとめ、研究論文として仕上げる予定である。
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