The impact of personal networks outside the organization on career orientation of female employees
Project/Area Number |
20K13591
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Hokkai-Gakuen University (2021-2022) Higashi Nippon International University (2020) |
Principal Investigator |
中村 暁子 北海学園大学, 経営学部, 講師 (30847520)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | ワーク・キャリア / 昇進意欲 / キャリア・アスピレーション / 社会的ネットワーク / ジェンダー / 組織 / ロールモデル / 女性管理職 / 人的ネットワーク / 昇進・昇格 / キャリア形成 |
Outline of Research at the Start |
自社外のパーソナル・ネットワーク内にロールモデルはいるのか? キャリア形成意欲に影響をもたらす存在としてロールモデルが注目される。これは女性従業員が管理職となった後の出来事を予測するための情報を提供し役割を担うための自信を与える効果や,ロールモデルへ社会化する過程で昇進行動を促進すると考えられている。既存の研究や実務の中では,ロールモデルのような社会的学習の機会をもたらす人物とそれを受ける人物が同一の企業組織の中にいる前提のもとに語られる傾向がある。しかし本来は組織外の人物もロールモデルにはなりうるが,女性の自社外のネットワーク内のロールモデルに着目した研究はなく,この点に議論の余地が残る。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の研究活動では,①量的調査により収集したデータの整理と分析,②理論的枠組みの再検討,③2023年に実施する質的調査の計画と調整,④質的調査の調査及び分析フレームワークの検討の4点を行った。 ①量的調査により収集したデータの整理と分析においては,本研究課題の目的である,自社組織とは別の組織における人的ネットワーク構造を明らかにするための調査データの整理と分析である。この結果の公開は2023年度中に日本国内の学術論文集で行う予定である。またこの量的データの分析結果に基づき,③2023年に実施する質的調査の計画と調整と④質的調査の調査及び分析フレームワークの検討を行った。本研究課題では量的研究と質的研究の両方からアプローチを行うミックス・メソッド・リサーチを採用し,2023年度はこれまでに行った量的調査の結果の理解を深めるためにインタビュー調査を実施する。 ②理論的枠組みの再検討では,量的調査と分析の結果をどのように解釈するのかについて,先行研究の検討を再度行った。特にこれまで行われてきた人的ネットワークに関する構造的特徴と,社会的関係性がワーク・キャリアにもたらす影響に関する既存の研究を再検討した。この手続きは,論文として公開している。 2023年は本研究課題の完成を目指し,質的データの取得と分析,結果の公開を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナウイルス感染拡大下において2020年度,2021年度の進捗は思わしくなかったが,2022年度は量的データの分析と理論的枠組みの再検討を完了することができた。 2023年度は結果の公開と追加の調査を実施し,随時,研究成果の公開を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の研究においては,①質的データの収集と分析,②本研究課題の研究成果の公表を行う。 まず,2022年度に完了している質的研究調査の計画に基づき,量的調査参加者を対象としてインタビュー調査を実施する予定である。調査協力を依頼中であり,協力者との調整がつき次第,インタビュー調査を行う。 また,上記の調査活動で得たデータは早急に整理,分析を行い,随時結果を公表していく。学会での報告と国内外の学術雑誌への投稿を予定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)