施設入居高齢者が食生活で重視する項目の具現化および、現在の食生活との関係の究明
Project/Area Number |
20K13722
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology (2021-2022) The University of Tokyo (2020) |
Principal Investigator |
高瀬 麻以 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70826320)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 食生活 / 栄養 / 高齢者 / コロナ禍 / アンケート調査 / 価値観 / 施設 |
Outline of Research at the Start |
介護施設への転入は、慣れ親しんだ生活が一変することを意味し、心身の健康状態と密に 絡む食生活も例外ではない。施設では現存の食事サービスに対する満足感を調査しているが、入居者自身がそもそも食生活に何を求めているのか/食生活の何を重視しているのかに関する知見が少ない。本研究は施設入居者に充実した食生活を提供することを将来的な目標と見据え、①入居者が重視している食生活の項目、②それに付随する入居者特性、③現在の食生 活との関係を調査することにより、介入策の考案に必要な基礎的な知見を積み上げることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
食生活に対する満足感は高齢者の心身の健康状態に関連する。しかしながら、満足感や食事の楽しさを作り上げる要素(例:誰かと一緒に食べることなのか等)に関しては、明らかでない部分が多い。そこで本研究は、施設入所高齢者が食事の中で重視する項目を具現化し、高齢者特性や健康状態との関連を探ることを目的としている。 これまではコロナ禍にあり、共食が著しく制限された上に、調査も困難であったため、研究の遂行が難しかった。一方で、シニア型分譲マンションにおいて、食生活の調査を間接的なアンケ―ト調査にて調べることができた。特に、10品目食品群に特化して調査を行い、入居者の6割が4品目以上を摂取していたことが明らかとなった。一方で、バランスや健康状態などには関連が見受けられず、改めて「良い食事とは何か」を問うきっかけとなった。 特にこれまでは栄養バランス、ハレの日/ケの日の食事、誰と食べるかの好みと、それが満たされているかを把握するのが大切であると考えてきたが、大前提として生活の中で食事をどのくらい大切と思っているか、どのくらい体と健康に関わることであると思っているのか等の食生活を注視する意義に対する認識を調べることから、改めて調査をしたい。 これらの認識は、今年の夏にオンラインアンケート形式を採用し、量的な解析ができる人数を対象として実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響も残っていたが、実質調査は可能な状況となっている。年度初めに解析をしたアンケート調査の結果を基に、既存文献の調査や概念の再検討を行ったため、時期的にはやや遅れている結果となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年の夏に、オンラインでアンケート調査を実施する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)