Project/Area Number |
20K13754
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
|
Research Institution | Ryukoku University Faculty of Junior College |
Principal Investigator |
堺 恵 龍谷大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (00801862)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 子どもの貧困 / 母子家庭 / 母子生活支援施設 / 少年指導員 / 保育士 / 支援 / 貧困 / ひとり親家庭 |
Outline of Research at the Start |
母子生活支援施設による子どもへの支援について、以下の3点について解明し、施設の支援が母子家庭の子どもの貧困対策となりうるか否かを検討する。 1.施設職員は、子どもの、どのような問題を対応すべき問題として認識しているか。 2.1に対して、施設職員は、どのような支援を講じているか。または、講じてきたか。 3.施設を退所した子どもたちは、施設での支援をどのように受け止めているか。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、母子家庭で育つ子どもの貧困問題に対応してきた母子生活支援施設の経験に着目し、子どもを支援する専門職である保育士と少年指導員の支援内容を可視化するとともに、支援を受けてきた子どもたちの語りを分析することによって、施設のみならず、地域社会で生活する母子家庭の子どもへの有効な貧困対策を考えるための基礎資料を提示することにあった。主要な研究業績として、母子生活支援施設の持つ機能が、子供の貧困対策大綱に位置づけられた経緯を明らかにするために、2019年の子供の貧困対策大綱が策定されるまでに計14回開催された、子供の貧困対策に関する有識者会議における母子生活支援施設に関する議論を整理し、考察した論文を執筆した。また、母子生活支援施設への見学と職員へのインタビューを通して、施設内外での支援内容の実際の把握に努めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2014年や2019年の子供の貧困対策大綱とそれについての議論について分析し、論文を執筆したことから、母子世帯の貧困問題に対して母子生活支援施設に期待されている役割について明らかにすることができた。また、母子生活支援施設への訪問、インタビュー調査を進め、施設での支援の実際を把握することに努めている。しかし、インタビュー調査の内容については、未だ分析の途中である。この点を急いで進め、母子生活支援施設の少年指導員と保育士の語りからも、母子家庭の子どもの貧困に対する母子生活支援施設の役割を明確にしなければならないと考える。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、収集できているインタビュー調査の内容を分析し、論文執筆を目指す。
|