Project/Area Number |
20K13760
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
横井 聖宏 筑波技術大学, 産業技術学部, 講師 (50727683)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 見守り / 防災 / IoT / SNS / システムデザイン |
Outline of Research at the Start |
本研究課題では,見守り対象者宅に設置したIoT機器によって日常的な生活動作を検知し,見守り情報としてSNS上に自動投稿することで見守る側の人々が安否確認に活用できる「ゆるやかな見守り」機能と,見守り対象者が災害に巻き込まれる危険が生じたときに,見守る側の人々がSNSを経由してメッセージを発信することでIoT化されたテレビ等の情報呈示機器を介して注意喚起ができる「プッシュ型防災情報伝達」機能をあわせもった,SNS上の仮想コミュニティによる見守り・防災支援システムを設計・構築し,有用性を実証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,「ゆるやかな見守り」機能と「プッシュ型防災情報伝達」機能をあわせもった見守り・防災支援システムを設計・構築し,有用性を実証することを目的としている. 「ゆるやかな見守り」については,見守り対象者の住居内の照明機器操作履歴をネットワーク経由で取得し,夜間にリビングの照明が点灯されていない,トイレの照明の操作が長時間おこなわれていない等の異常が検知された場合に,既存のSNSを経由して見守る側のユーザに通知する機能の実装および試験運用を前年度までに完了した.しかし,今年度はSNS側のAPIの仕様変更によって仕様の見直しと機能修正に時間を要したことから,当初計画していた実証実験の実施までには至らなかった. 「プッシュ型防災情報伝達」については,見守る側のユーザから見守り対象者へSNS経由で災害への注意をうながすメッセージ等が送られたときに,HDMI-CECによって見守り対象者の住居内のテレビの入力ソースを強制的にゲートウェイ機器に切り替えて,テレビ画面にそのメッセージを呈示する機能を実装して試験運用をおこなった.その結果,テレビ視聴中に強制的に画面が切り替わることで放送中の番組を見逃す可能性があること,メッセージの呈示後に自動的にテレビ画面を以前の入力ソースやチャンネルに戻すことができずユーザによる操作が必要になることなどの課題が挙がり,引き続きユーザビリティ向上のための仕様検討をおこなっている.また,テレビが設置されていない寝室でもメッセージの受信に気づくことができるしくみとして,緊急性の高いメッセージを受信したときにモーターの振動と照明の点灯によって起床を促すベッド用IoTヘッドボードをデザインし,モックアップ制作とテストをおこなった結果について研究発表を実施した. 2024年度はシステムの修正改良を完了し,実証実験と分析評価を実施して有用性検証をおこなう予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度に想定外の感染症拡大をうけた計画の見直しをおこなったため以降の計画を後ろ倒しせざるを得なくなったことと,前年度から今年度にかけてSNS側のAPIの大幅な仕様変更によって仕様の見直しと機能修正に時間を要したことから,当初計画していた実証実験の実施に至らず進捗に遅れが生じた.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は実証実験と分析評価を実施し,本研究課題の成果を研究発表講演や論文等で公表する予定である.
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