独居高齢者の社会的孤立と精神的孤独の解消に向けたオンラインコミュニティ機構の創出
Project/Area Number |
20K13787
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
|
Research Institution | Ryukoku University (2022) Muroran Institute of Technology (2020-2021) |
Principal Investigator |
高原 まどか 龍谷大学, 先端理工学部, 助教 (40823000)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 高齢者 / コミュニティ / 見守り支援 / 介護支援 / 睡眠 / 独伊高齢者 / ソーシャルキャピタル / オンラインコミュニティ / 独居高齢者 / オンライン地域コミュニティ / 孤独 / 孤立 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題では,独居高齢者の精神的孤独と社会的孤立を解決するために,独居高齢者の加齢による精神的・身体的負担の特徴に着目し,IoTを活用し独居高齢者が自宅に居ながらにして地域コミュニティへの参加および支援の確保を可能とする,オンライン地域コミュニティの構築の為の基礎研究を以下の3つの課題に分けて行う.①独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行い,③それに基づくプラットフォーム(機構)の構築を目的とする.加えてフィールドでの実証実験を行い,この仕組みの有用性・有効性を明らかにする.
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,「高齢者と彼らの支援者からなるオンライン上のコミュニティにおける,IoTを活用した見守りと支援の仕組みを通じて,独居高齢者の希薄になった人との繋がりの再生は可能か」を問いとして設定し,オンラインコミュニティ機構の構築に取り組んでいる. 具体的には,独居高齢者の精神的孤独と社会的孤立を解決するために,特に,独居高齢者の加齢による精神的・身体的負担の特徴に着目し,IoTを活用し,独居高齢者が自宅に居ながらにして地域コミュニティへの参加および支援の確保を可能とする,“オンライン地域コミュニティ”の構築の為の基礎研究を以下の3つの課題に分けて行っている.①独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行い,③それに基づくプラットフォーム(機構)の構築を目的とする.現在は①の独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②の独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行った. ①独伊高齢者の健康状態と対人関係の調査としては,孤立による生きがいの低下や孤独死などが問題として浮き彫りになった.理由としては,一人暮らしや健康状態の悪化,コミュニケーション不足,孤立など社会的に孤立していることが挙げられる.独伊高齢者の中でもとりわけ男性の独伊高齢者が多く,上述のような悩みを抱えている場合が顕著に見受けられた. ②の独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査としては,生きがいの低下だけではなく消費者トラブルや犯罪なども増えてきているため,地域コミュニティや地域活動などを通して,ひとと可能な限り関わることが出来るような社会的な活動を継続し、地域全体で見守り,独伊高齢者の心身の機能を維持できるように努める必要がある.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本提案課題は独居高齢者の精神的孤独と社会的孤立を解決するために,特に,独居高齢者の加齢による精神的・身体的負担の特徴に着目し,IoTを活用し,独居高齢者が自宅に居ながらにして地域コミュニティへの参加および支援の確保を可能とする,“オンライン地域コミュニティ”の構築である.その中で以下の3つの課題に分けて行っている.①独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行い,③それに基づくプラットフォーム(機構)の構築 しかし,本提案課題に必要なフィールドワーク及び実態調査が,採択後に始まったコロナ禍により調査が厳しくなり,③のプラットフォームの構築を行うにあたって必要不可欠な①と②の調査が2022年度から行うことが可能となった. よって2022年度は①と②の独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行った.
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度に,本提案課題の“オンライン地域コミュニティ”の構築に必要な基礎的研究である①独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行を行った.2023年度は上述の①②の分析と③その調査に基づくプラットフォーム(機構)の構築に取り組む予定である. また2023年度は,研究関連の途中経過(成果)を研究協力者の滋賀県立大学の服部准教授と共にHCII2023にて発表を行う.
|
Report
(3 results)
Research Products
(8 results)