教師経験めぐる休職/離職経験者たちのライフヒストリー
Project/Area Number |
20K13922
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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Research Institution | Matsuyama University |
Principal Investigator |
伊勢本 大 松山大学, 経営学部, 准教授 (40845799)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 教師 / ライフヒストリー / 休職 / 離職 / ナラティブ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、休職/離職経験を有する(元)教師たちを対象としたライフヒストリー・インタビューを実施し、彼/女たちが教職経験を重ねるなかでどのように休職や離職へと至るか。職業的社会化をめぐるそうした経緯を、当事者のリアリティにもとづくプロセスの中から明らかにする。その上で、教師たちの視点・立場に依拠した、学校現場の持続可能な働き方を提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の課題は次の3点から構成される。すなわち、①学校の働き方改革に関する政策動向の論点整理、②ライフヒストリー研究における分析枠組の確立、③いかに休職/離職は語られるのか:(元)教師たちのライフヒストリー研究、である。2022年度も過去2年間に引き続き、研究計画に示した内容に沿って、上記3つの点からそれぞれ研究を進めてきた。 ①については、学校の働き方改革に関する中央教育審議会答申等の資料を整理し、そこでの議論をめぐる論点を検討した。近年学校の働きをめぐる視点が、時間の短縮、スリム化や明確化、といったものに収斂していることが明らかとなった。 ②については、教師のライフヒストリーやそれを表象する教師の〈語り〉を解釈・理解するための方法論的検討を国内に限らず、海外の文献なども参照しながら 行った。この取組の成果に関する一部を日本特別活動学会における課題研究、および教育社会学会で報告した。 ③については、インタビューの実施を本格的に開始するとともに、これまでの3年間の成果を日本教育学会で報告した。今年度も引き続き、インタビュー調査と並行して進めていくとともに、ここまでの成果を論文としてまとめる作業を集中的に行っていく。2022年度も、これまでに続き、研究計画を構成していた段階では予期できない事態が起こっていたものの、柔軟に対応をすることで、研究計画に関する内容については概ね遂行することができたといえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査について、過去2年間思うように実施できなかったインタビュー調査を集中して行うことができた。そこでの分析は学会において積極的に報告・議論できている。 法論に関する検討も、これまでの先行研究に対する論点を整理し、それを乗り越えるための議論を模索できた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である2023年も引き続き積極的に調査を進めるとともに、ここまでの成果を査読付きの論文として公表できるよう、執筆作業を進めて行っていきたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)