• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

学校・行政との協働による避難訓練の評価モデル開発に向けた実践的研究

Research Project

Project/Area Number 20K13985
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
Research InstitutionMiyagi University of Education

Principal Investigator

林田 由那  宮城教育大学, 防災教育研修機構, 講師 (30779088)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywords避難訓練 / 学校安全 / 学校防災
Outline of Research at the Start

本研究は、学校・教育委員会・研究者の協働により、学校で実施されている避難訓練について、その評価指標を開発し、当該評価指標に基づき学校・園の避難訓練が持続可能な形で評価されていく枠組みを構築するものである。評価指標およびそれを運用する枠組みを避難訓練の評価モデルとして提示する。加えて、その評価モデルが全国の学校において使用可能なより普遍的なものとなることを目指す。避難訓練を適切に評価していくことは、各学校が学校防災に関するPDCAサイクルをより円滑に機能させるためにも重要なものである。

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、前年度開発した児童生徒版の「避難訓練チェックリスト」の活用に向けて、児童等による避難訓練の評価について研究を展開した。学校で実施する避難訓練の見直し・改善にあたっては、訓練に参加した児童生徒等および教職員のふり返り、および訓練を客観的に観察した第三者の気づきの双方を取り入れていくことが重要である。その際、児童生徒等も自身のふり返りだけでなく、評価者として、自身以外の動き・避難訓練全体を観察することができないかと考え、児童生徒版の「避難訓練チェックリスト」を開発した。
これは、児童生徒等が評価者として避難訓練を観察することで、児童生徒等の意見も取り入れた避難訓練の改善が更に進み、より主体的に学校の避難訓練に参画する態度を養うことにも繋がると考えたからである。これまでの避難訓練における児童生徒等の事後学習は自身の避難行動のふり返りが主であったが、自身の学級や学校全体の避難訓練を俯瞰することにより、避難訓練自体に対する更なる気づきや、これまでの自身の避難行動を新たな視点でふり返ることにも繋がる活動である。この活動を展開するにあたり、その運用方法を検討するため、児童生徒等は避難訓練中に、どの程度クラスメイト等の避難行動を観察できているのか、ということを調査した。調査の方法は、避難訓練の事後アンケートに自身の避難行動のふり返りだけでなく、周りの友達の避難行動に対する記述欄を設けた。全国の複数の学校で、複数回のアンケートを実施した。結果として、多くの児童生徒が避難訓練の際に周囲の様子をよく観察しており、自身の避難行動だけでなく、クラスメイトの避難行動に対しても気づきや意見をもっていることが分かった。児童生徒を評価者とした避難訓練評価も、十分展開していくことが可能であることが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

昨年度の年間行事計画は、一昨年度末に作成されているものであり、まだコロナ前の水準まで、避難訓練の実施状況が戻っていなかったため。

Strategy for Future Research Activity

児童生徒版の避難訓練チェックリストの修正および、水害版避難訓練チェックリストの試行を展開していく。

Report

(4 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2022 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] 宮城県の学校における避難訓練の評価手法の開発に向けた実践報告2021

    • Author(s)
      林田由那・戸田芳雄・佐藤健
    • Journal Title

      安全教育学研究

      Volume: 20 Pages: 39-50

    • NAID

      40022752029

    • Related Report
      2020 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 学校防災と教職員の養成と育成2022

    • Author(s)
      林田由那
    • Organizer
      日本安全教育学会
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 家庭・地域と連携し、評価しながらすすめる学校の避難訓練2021

    • Author(s)
      林田由那
    • Organizer
      日本安全教育学会
    • Related Report
      2021 Research-status Report
    • Invited

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi