「気になる」幼児の情動発達支援における巡回相談の効果
Project/Area Number |
20K14068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Ishinomaki Senshu University |
Principal Investigator |
平川 久美子 石巻専修大学, 人間学部, 准教授 (30711246)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 「気になる」子ども / 情動発達 / 巡回相談 / クラス集団 / 幼児 / 効果 |
Outline of Research at the Start |
近年、保育・教育場面においては、発達障害児や「気になる」子どもの保育・教育の難しさが指摘されている。これらの子どもの中には、「感情や行動のコントロールが難しい」「相手の気持ちを理解することが難しい」など情動的側面に問題を抱えている子どもが少なくない。本研究では、情動的側面に困難を抱える「気になる」幼児に対して2年間の継続的な巡回相談を実施し、巡回相談の効果を明らかにすることで、効果的な巡回相談のあり方を検討する。具体的には、①巡回相談を通した「気になる」子どもの情動的側面の変化、②巡回相談を通した「気になる」子どもの情動的側面の変化のメカニズムの解明を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、1)「気になる」子どもとクラス集団に対するアセスメント方法を用いた巡回相談の実施、2)巡回相談を通した「気になる」子ども、保育者の関わり、クラス集団の変化を把握する方法の検討を行った。 1)については、2021年度に巡回相談を行った保育所において、年3回の巡回相談を継続して実施した。巡回相談にあたっては、2021年度に開発した「クラス集団チェックリスト」を用いて、クラス集団に対する保育者の関わりおよびクラス集団の状態について把握を行った。併せて、行動観察も実施して「気になる」子どもの情動発達について把握を行った。さらに、カンファレンスを実施し、アセスメントの結果に基づいて「気になる」子どもとクラス集団に対する今後の支援の方向性について、保育者と検討を行った。 2)については、巡回相談を通して「気になる」子ども、保育者の関わり、クラス集団がどのように変化したのかを明らかにするためには、行動観察データの分析が必要となる。そのため、「気になる」子ども、保育者の関わり、クラス集団を把握するための行動分析カテゴリーの作成に向けて、文献研究や学会における情報収集を行った。また、保育者の関わりおよびクラス集団の変化を把握する方法である「クラス集団チェックリスト」の値がどのように変化したのかを明らかにするために、チェックリストデータの分析方法についても検討を行った。今後はこれらの検討結果に基づき、行動観察データおよびチェックリストデータの分析を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、2021年度に巡回相談を実施した保育所において、2022年度も年3回の巡回相談を実施することができた。また、行動観察データおよびチェックリストデータの分析方法についても検討を行うなど、順調に研究を進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究開始時に3歳児だった対象児とクラス集団について、3年間継続して研究に取り組む予定だったが、対象児が保育所を退所してしまったことから、2年間の研究とせざるを得なくなってしまった。そのため、今後は2年間分の行動観察データおよびチェックリストデータの分析を進めていく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)
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[Book] 子どもの理解と援助2023
Author(s)
飯島 典子、本郷 一夫
Total Pages
144
Publisher
建帛社
ISBN
9784767951416
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