Project/Area Number |
20K14107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Kyushu Institute of Information Sciences |
Principal Investigator |
合田 和正 九州情報大学, 経営情報学部, 准教授 (50320396)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 教育工学 / 振り返り文 / フィードバック / 自己評価文 |
Outline of Research at the Start |
自律的学習者の育成に欠かせない教育の「質」の保証・向上を支援するべく,学習者の自己評価文に基づいて,学習者の学習状況を行動や態度に関連する特徴表現の抽出を通じて把握し,それらの学習状況に応じたフィードバック文を(半)自動生成するシステムを構築する.これまでの小テストや定期試験など点数として計測される教育関連データに基づく評価・フィードバックだけでなく,自己評価記述文に基づくフィードバックを提供することでより多面的な評価・フィードバックが可能になり,教育評価手法への寄与を通じて,教育の「質」の保証・向上にも寄与できる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,自律的学習者(アクティブラーナ)の育成に欠かせない教育の「質」の保証・向上を支援するべく,学習者の自己評価文に基づいて,学習者の学習状況を行動や態度に関連する特徴表現の抽出を通じて把握し,それらの学習状況に応じたフィードバック文を(半)自動生成するシステムを構築することにある。 一昨年度からコロナ禍によって,研究場となる授業の運用が大幅に変わったため,これまでと違った状況での情報収集という意味では,チャンスであった。一昨年度は,対面から遠隔,遠隔から対面など授業形態の目まぐるしい変更などにより,例年通りのコメントデータ収集とはならなかったものの,昨年度以降については,コメントデータは順調に回収できたので,コロナ禍の前との比較をし,コメントデータの分析をしている。 このように振り返り文のデータ収集は,2021年度から2022年度までの2年続けて,ほぼコロナ禍前と同程度まで達成できたが,この新しいデータを用いた分析やフィードバック文例の作成などは,思うようにいかず,当初計画を達成するに至らなかった。その中で評価基準としてのルーブリックや評価観点について思索は継続している。 研究代表者本人の体調不良により延期を申請し,許可されたので,延期後の最終年度である2023年度こそは当初の計画を達成すべく,研究の遂行を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍による研究場である授業の運用については,ある程度慣れたものの,体調不良などで研究時間が減少し,当初の予定,特に論文投稿・研究発表を果たせなかった。 振り返り文のデータ収集については,コロナ禍前のほぼ例年通りとなり,比較・分析に必要な分量を確保した。2021年度はデータ収集がやや不足していたこともあり,研究活動の中心をデータ回収に重点をおき,その結果,データ収集に偏り過ぎたため,比較・分析が進まず,論文投稿や学会・研究会への参加・発表に至らなかった。2022年度にはデータ収集は順調でさらに回収できたが,次の段階であるデータ分析やフィードバック文例の作成において研究がうまくいかず進捗が遅れている。 研究代表者本人の体調不良などで延期を申請し,許可されたので,研究成果を確実に残せるようにしたい。
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Strategy for Future Research Activity |
延期を認められた2023年度は,2021年度,2022年度達成できた振り返り文のデータ収集で得られた振り返り文のデータを活かせるように,それらを含むこれまでのデータの分析およびフィードバック文例の作成,さらには,学習の質の向上を意識したフィードバック文の手動生成へと結びつけ,最終目的である学習の質の向上を意識したフィードバックの自動生成へつなげ,その成果を発表する予定である。 これまでの遅れている研究の進捗状況に鑑み,2023年度については,年度内計画をより前倒しで実施し,具体的な成果へ結びつけたい。
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