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協力行動の決定要因の個人差の解明:思考プロセスに注目した検討

Research Project

Project/Area Number 20K14138
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 10010:Social psychology-related
Research InstitutionTamagawa University

Principal Investigator

藤井 貴之  玉川大学, 脳科学研究所, 研究員 (40804000)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2022-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2021)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords向社会的行動 / 社会的価値志向性 / 協力行動 / 社会性 / 意思決定
Outline of Research at the Start

参加者を向社会性のタイプ(prosocials/proselfs)に基づき分類し、社会的要因の異なる社会的意思決定における反応時間を測定する。ゲーム間での反応時間の違いは社会的要因の影響を反映していると考えられ、向社会性と反応時間との関係性から、社会的要因による意思決定プロセスの違いについて検討する。また、協力行動の決定要因の個人差について神経レベルでも特徴がみられるのかを検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、協力行動の意思決定場面における社会性のタイプと思考プロセスの関係に着目し、協力行動の決定要因の個人差を明らかにすることであり、これまで社会的相互関係性が異なる経済ゲームにおける反応時間と社会性のタイプの関係性を検討している。
具体的には、先行研究の知見に基づいて参加者の社会性のタイプを社会的価値志向性(SVO)によって分類し、独裁者ゲームと最後通牒ゲームの意思決定で示される向社会性及び意思決定に要する時間との関連を調査した。独裁者ゲーム(DG)では分配者の提案した分配額がそのまま両者の結果となるため、分配者は受け手の意思決定を考慮する必要がない。これに対して、最後通牒ゲーム(UG)では提案者が分配額を提案した後に決定者が受け入れるか拒否するかを意思決定するため、提案者の意思決定において決定者の意思決定を考慮するプロセスが生じる可能性がある。この点に注目し、社会性のタイプによってこれらのゲーム間での戦略に違いがあるかどうかを検討した。
まず、SVOで一貫して高い向社会性を示した参加者においては、どちらのゲームにおいても反応時間と向社会性との間で負の相関関係が示された。一方で、SVOで一貫して低い向社会性を示した参加者においては、DGでは反応時間と向社会性との間で正の相関関係が示されたが、UGではそのような関係性が示されなかった。参加者の社会性のタイプによってDGとUGの意思決定状況に応じた戦略切替えやそのプロセスに違いがあることを示唆する結果が得られた。

Report

(2 results)
  • 2021 Annual Research Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2022-12-28  

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