Project/Area Number |
20K14182
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | The University of Tokyo (2023) Chiba University (2021-2022) University of Tsukuba (2020) |
Principal Investigator |
荒井 穂菜美 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (60846153)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 社交不安 / 不安 / 学生相談 / 大学生 / 集団療法 / 予防 / 認知行動療法 / 青年期 / 介入 / 不安症 / 心理学的介入 / 社交不安症 |
Outline of Research at the Start |
学生相談では学生の様々な悩みに対し,これまで様々なアプローチがなされてきたが,科学的な研究知見に基づいた援助プログラムは極めて少ない。そこで本研究は,単なる効果研究の枠を超え,学生相談における,1回の介入で効果的な不安軽減プログラムの実用化を目指す。本研究ではまず,シングルセッションプログラムの実用性について確認し(目的①), 実施者別(経験豊富なスタッフおよび新人スタッフ)の効果を比較し(目的②),1年間の経過観察によって,不安症の予防効果を検証する(目的③)。
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Outline of Annual Research Achievements |
大学学生相談における科学的エビデンスに基づいた援助プログラムの導入は少ない。本プロジェクトでは、学生相談における、シングルセッションプログラムの実用性を確認し、社交不安の軽減および予防効果を検証することを目的としている。 本年度は国立大学の学生相談所にて、グループプログラムの枠組みで、本プログラムを実施した。プログラム実施にあたり、学生相談現場での実施上の留意点や注意点等について、学生相談支援の専門家7名で協議を行い、プログラムの改変を行った。当該大学の学生相談所では、2022年度から現在までに、本プログラムを累計4回実施し、合計32名の学生が参加した。いずれの実施回においても、ワークショップへの満足度は高く、学生相談現場での本プログラムの実用性が示された。また、参加者のプログラム参加前後での社交不安の得点は改善傾向にあった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度および第2年度までは新型コロナウィルス感染症拡大が続いた影響により、当初の計画の遂行が困難な時期があった。しかし昨年度以降は、対面にてプログラム実施対応を行ったことにより、研究全体の進捗はおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、これまで蓄積したデーターの公表作業をすすめ、当該プログラムの大学における学生相談での実用化を進めていく予定である。
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