Project/Area Number |
20K14254
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
酒多 穂波 中京大学, 心理学部, 任期制講師 (50804548)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 自発的神経活動 / 安静時ネットワーク / 意思決定 |
Outline of Research at the Start |
我々の行動は、きっかけとなる外部からの刺激入力がなくても内因的に生じる。しかし、何が行動開始のきっかけとなるのか、その詳細な神経基盤は未解明である。本研究では、自発的な脳活動の時間にともなう変化がどのようにその後の行動の発生に影響を与えるかを明らかにすることを目的とする。そのために自由なタイミングで運動をおこなう被験者の脳活動をfMRIおよび脳波を用いて計測し、運動実施に至るまでの背景的な自発性活動も含めた脳活動がどのような空間特性および時間特性を示すかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、自発的な脳活動の時間にともなう変化が、どのようにその後の内因的行動の発生に影響を与えるかを明らかにすることである。そのために、内因的行動の実施に先行する脳活動の空間特性および時間特性を検討する必要がある。さらに、行動開始前の自発的な脳活動が増加すると考えられる期間に外部から干渉を与え、その結果行動や脳活動が変化するかどうかについても調べる。本研究では、内因的行動のひとつとして、自分の自由なタイミングで行動を開始する「自己開始運動」を対象とする。また、脳活動の空間特性の検討には空間分解能に優れたfMRI、時間特性の評価には時間分解能に優れた脳波を用いる。今年度は、行動開始前の自発的な脳活動が増加すると考えられる期間に外部から干渉を与える行動実験をおこなった。具体的には、自己開始運動をおこなう前の期間に持続的な視覚刺激を呈示することにより、行動に変化が見られるかどうかを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度に新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりヒトを対象とした対面での実験実施が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
行動開始前に与えた外部からの感覚刺激が行動に及ぼす影響について引き続き検討するとともに、その際の脳活動を計測し、刺激が安静状態の脳活動にもたらす変化の詳細について検討する。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)