the effect of acute stress on emotional decision-making
Project/Area Number |
20K14268
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
|
Research Institution | Tokai Gakuen University |
Principal Investigator |
山川 香織 東海学園大学, 心理学部, 准教授 (00742131)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
|
Keywords | 急性ストレス / 意思決定 / 感情 / 認知機能 / コルチゾール / 随伴性学習 / フレーミング効果 / ストレス / 報酬随伴性 / 唾液中コルチゾール |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,急性ストレスによる感情的意思決定への経時的影響を検証することである。急性ストレス負荷によって生じるコルチゾール反応は,負荷直後だけでなく負荷数時間後にも認知・行動に影響を与えることが報告されている。これまで研究代表者は負荷直後に比べ2時間後において,報酬に基づく意思決定が促進されることを明らかにしてきた。本研究では,結果として感情刺激が提示される感情的意思決定課題を用い,急性ストレスが感情を伴う意思決定に与える影響の経時的変化について検証する。コルチゾール反応との関連,また電気生理学的手法による情報処理過程への影響から,急性ストレスによる行動変容の生理学的メカニズムを解明する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,急性ストレス反応が感情に基づく意思決定に与える影響の経時的変化を検証することである。急性ストレス負荷によって生じるコルチゾール反応は,負荷直後だけでなく負荷数時間後にも認知・行動に影響を与えることが報告されている。代表者はこれまで,急性ストレス負荷直後に比べ2時間後において,報酬に基づく意思決定が促進されることを明らかにしてきた。このような 急性ストレスの経時的作用は,感情を伴う場面においてより強調されることが示されている。そこで本研究では,結果として感情刺激が提示される意思決定課題を用い,急性ストレスが感情に基づく随伴性学習に与える影響の経時的変化を検証する。また,随伴性学習に伴う認知処理を電気生理学的手法によって検証し,さらにコルチゾールをはじめとした内分泌反応の関連を明確にすることで, 急性ストレスによる行動変容の生理学的メカニズムを時間依存性の観点から解明する。 2023年度は,予定を変更し,感情を伴う場面における随伴性学習の基礎挙動および,フィードバック刺激に対する事象関連電位についての予備実験を行った。確率学習課題では,参加者は報酬随伴確率の異なる2つの刺激間での選択を行い,選択に従って結果がフィードバックされる。随伴性学習が促進される場合,価値更新が頻繁に生じるため,報酬を伴う刺激への選択傾向が高くなると考えられる。予備実験として,金銭FB条件と感情刺激FB条件を行い,報酬を伴う刺激の選択率を算出し比較し,両条件において,報酬または快画像を伴う刺激に対する選択率が高まるかどうか,さらに事象関連電位を用いて,フィードバック時における情報処理過程について検討を行った。検討結果は国内学会などで発表予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ストレス負荷が意思決定および事象関連電位に対する影響を検討する実験2を行う前に,事象関連電位を用いた確率学習課題の検討が必要になったため,やや遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は,実験2のストレス負荷による影響を検討する予定である。夏にデータを収集し,秋以降に開催される学会発表を目指す。
|
Report
(4 results)
Research Products
(3 results)