Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、銀河系中心部における分子雲衝突の痕跡を数え上げ、個々の衝突現場の星形成を調べることで、銀河系中心部全域の星形成において分子雲衝突 プロセスがどの程度寄与するかを定量的に探査することである。 そのために、2020-2021年度にはまず、分子雲衝突の原理・物理プロセス・痕跡・星形成に対するインパクトを正確に把握するために、これまでの分子雲衝突の研究をまとめ、論文として出版した (Fukui, Habe, Inoue, Enokiya, Tachihara 2021, PASJ, 73, 1)。 これに引き続き2022年度も、上記の分子雲衝突に見られる痕跡が銀河系中心部においても同様に見られるのか調べることを目的に、衝突が確実に起こっていると思われる領域(銀河系中心部の大質量星形成領域)に着目し、その分子ガスの詳細な解析を行った。その結果、1. 銀河系中心部においてもこれまでに報告されてきた 全ての衝突の痕跡が見つかること、2. 銀河系中心部の特異環境に起因するこの領域だけの特別な衝突の痕跡があることを発見した。これらの研究成果をまとめ、論文を投稿した(Enokiya & Fukui 2022)。 2023年度は、コロナウイルスが蔓延した影響で延期されていた国際会議において、上述の成果を発表行った (査読あり国際会議における口頭講演, Rei Enokiya, R. Konishi, Y. Fukui, K. Tachihara, K. Muraoka, and T. Onishi, "Tracing Coherent Gas Structures in the Central Region of the Starburst Galaxy NGC253", GCWS2023, Granada, May, 2023)。また、zoomにより開催された会議や学会に数多く参加し成果発表を行った。また、対面の国内会議においてはこれまで以上に密に意見交換を行うことができた。
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