Project/Area Number |
20K15706
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 42040:Laboratory animal science-related
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Research Institution | National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
Principal Investigator |
綱川 祐貴 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 運動機能系障害研究部, 流動研究員 (80868349)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | MCTO / MafB / 疾患モデルマウス / 骨融解 / 骨細胞 |
Outline of Research at the Start |
多中心性手根骨足根骨融解症(MCTO)は手根骨と足根骨が起こる疾患であり、現在有効な治療法は存在しない。MCTOの原因因子として転写因子MAFBの点変異が判明しており、MafBは骨を吸収する破骨細胞で発現しているため、MCTOの骨融解は破骨細胞に起因するものと想定されていた。しかし、破骨細胞による骨吸収を阻害する治療薬は骨融解を抑制しないことから、破骨細胞以外に骨吸収を行う骨細胞が骨融解の責任細胞であるという仮説を立てた。本研究は、MCTOモデルマウスやMafb欠損マウスを利用した解析を通じて骨細胞とMCTO骨融解の関連性を明らかにし、MCTOの病態理解と治療法確立の基盤を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
多中心性手根骨足根骨融解症 (Multicentric CarpalTarsal Osteolysis, 以下:MCTO)は手根骨と足根骨の融解、重度の骨萎縮、腎臓の糸球体硬化症が起こる疾患であり、現在確実な治療法が無い難病である。MCTOの原因として大MAF転写因子であるMAFB遺伝子の点変異が判明しており、骨の吸収を担う破骨細胞においてもMafBの機能が報告されているため、MCTOにおける骨萎縮と骨融解は破骨細胞の異常な活性化によるものと想定されていた。しかし、破骨細胞による骨吸収を阻害する治療薬ビスホスホネートは手根骨足根骨の融解を抑制しない。これはMCTOの骨融解は破骨細胞以外の細胞に起因することを示唆している。今期の研究実績として、変異マウスの飼育の確立及び、培養系での責任細胞におけるMafb遺伝子の分子機能の解析手法の樹立を行った。
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