Project/Area Number |
20K15750
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 43030:Functional biochemistry-related
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
森 聡生 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (60782878)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
|
Keywords | パーキンソン病 / 神経変性疾患 / リン脂質 / 脂質代謝 / α-シヌクレイン / エクソソーム / 脂質代謝破綻 / 疾患修飾治療 |
Outline of Research at the Start |
我々はすでに動物モデルを使い,PDの病態に深く関わっているタンパク質であるα-シヌクレインがリン脂質構成異常により凝集することを見出し,リン脂質構成を改変することにより異常凝集および神経変性阻止に成功している.これらを背景に本研究では,ヒトでも同様にリン脂質構成異常があるかを赤血球サンプルで評価.最終的にはリン脂質構成変化を来す遺伝子および分子の同定を行い,発症リスクの同定および脂質代謝を介した新たな疾患治療および発症予防のアプローチの開発を目指す.
|
Outline of Annual Research Achievements |
PLA2G6変異ショウジョウバエの脳脂質解析で明らかになったアシル基の異常をヒト由来サンプルで確認するために2020年度の前半で赤血球サンプルを取集を行った.健常コントロール,特発性パーキンソン病患者,PLA2G6変異患者の赤血球サンプルを回収した.赤血球脂質膜のリン脂質の変化をみるために,エレクトロスプレーイオン化質量分析器(ESI-MS)で解析を行った.特発性パーキンソン病群とPLA2G6変異患者群ではコントロール群と比較してアシル基の変化を認める一方で,極性基の変化はなく先行研究であるショウジョウバエモデルと同様の傾向を示すことが明らかになった.現在更にサンプル数を増やし,詳細なプロファイリングを継続中である.また同様の変化が患者由来iPS細胞で解析を今後行う予定である.さらにショウジョウバエモデルでリン脂質変化がα-シヌクレイン凝集に関わることが明らかになったが,細胞内での凝集過程でクリアランスに関わっているエクソソーム放出の異常の有無を培養細胞で進行中である..
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)