Project/Area Number |
20K15883
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 45040:Ecology and environment-related
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Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
北橋 倫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(海洋生物環境影響研究センター), 特任准研究員 (60713807)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | メイオファウナ / マイクロプラスチック / 飼育実験 |
Outline of Research at the Start |
直径5mm以下のマイクロプラスチックは、海洋環境中の至るところに存在し、多くの海洋生物に誤飲・誤食されている。本研究では、海洋堆積物中に生息する小型底生生物(メイオファウナ:体長1mm以下の生物)を対象に、メイオファウナはマイクロプラスチックを摂食するのか、マイクロプラスチックの種類やサイズ、形状により摂食の傾向がことなるかを検証する。また堆積物環境中にマイクロプラスチックが存在することでメイオファウナの行動が変化するかも検証する。本研究により、海洋生態系の重要な構成要素であるメイオファウナがマイクロプラスチックにどのような影響を受けているかが評価でき、海洋プラスチック汚染の影響を評価できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
直径5 mm以下のマイクロプラスチック(MP)は、海洋環境中の至るところに存在し、多くの海洋生物に誤飲・誤食されている。海水中に存在するMPは微生物付着の影響などより最終的には海底堆積物に蓄積される。海底堆積物中ではメイオファウナと呼ばれる小型底生生物が生態系内で大きな役割を担っているが、MPがメイオファウナに与える影響について検証した研究は皆無であった。そこで本研究では、MPがメイオファウナに与える影響を評価するために、寒天培地を用いたメイオファウナの飼育実験を行うことで、メイオファウナがMPを食べるのか、MPの状態やメイオファウナの食性の違いがMP摂食の有無や摂食量にどのような影響を与えるかを明らかにする。 期間中は、寒天培地(NGM:nematode growth medium)を用いたメイオファウナの室内飼育実験を確立することを目的とした。NGMは淡水生線虫(Caenorhabditis elegans)が、がんの「匂い」に誘引されることを使用したがん検査技術にも利用されており(Ueda et al., 2019)、NGMはメイオファウナの行動観察に有効であると考える。NGM(2% Bacto agar、5 Mりん酸緩衝液(pH 6.0)、1 mM塩化カルシウム、1 mM硫酸マグネシウム)を直径3 cmのガラスシャーレ内に作成し、その上でメイオファウナを約1週間飼育することに成功した。 メイオファウナ飼育のシャーレ内にマイクロプラスチックを添加し、メイオファウナのマイクロプラスチックの摂食の有無を検証する予定であったが、令和4年3月31日付けで科研費指定機関ではない民間企業へ異動し、科研費の応募資格を失ったため、本課題を廃止した。
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