Project/Area Number |
20K16297
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 50010:Tumor biology-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
原 圭吾 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (60826270)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | microRNA / 食道癌 / リポソーム化 / 消化管癌 |
Outline of Research at the Start |
近年、消化管癌の治療、とりわけ化学療法の分野における発展は目覚ましい。分子標的薬に加え最近では免疫チェックポイント阻害薬が注目を集めている。その中で、microRNA(miR)は近年、癌におけるバイオマーカーや新規治療ツールとして注目を集めている。そこで我々は、先行研究として、食道扁平上皮癌、大腸癌におけるmicroRNA-7(miR-7)発現の臨床的意義を報告してきた。こうした背景の中で、本研究ではmiR-7の消化管癌における更なる機能解析を行い、最終的にはmiR-7を新規がん治療薬として発展させることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、消化管癌の治療、とりわけ化学療法の分野における発展は目覚ましい。その中で、microRNA(miR)は近年、癌におけるバイオマーカーや新規治療ツールとして注目を集めている。そこで我々は、先行研究として、食道扁平上皮癌、大腸癌におけるmicroRNA-7(miR-7)発現の臨床的意義を報告してきた。こうした背景の中で、本研究ではmiR-7の消化管癌における更なる機能解析を行い、最終的にはmiR-7を新規がん治療薬として発展させることを目的とした。 まずはmiR-7の機能解析を試みた。これまでに、miR-7 inhibitorを用いて食道扁平上皮癌細胞株にてmiR-7抑制細胞株の樹立を試みたが、上手く抑制がかからず達成できなかった。既に樹立済みであったmiR-7過剰発現細胞株(TE8を使用)を用いて抗癌剤CDDPの感受性の変化を解析したところ、miR-7過剰発現によってCDDP感受性が亢進することが分かった。 食道扁平上皮癌において、miR-7高発現が増殖能を低下させ、CDDP感受性を高めることから、miR-7が抗癌剤治療の補助的な効果を発揮できると考えられる。
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