Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
がん細胞株を用いたCXCL2の癌細胞成長へ与える影響の確認:17種類のがん細胞株(PC9, H1975, H1993, HCC827, 11-18, A549, LK87, H2228, H3122, EBC-1, Calu-1, LC-1, PC-10, H226, QG56, H28, H2452)におけるCXCL2分泌を、培養上清に対してCXCL2のELISA kitを用いることで解析を行った。CXCL2分泌はH2228, H3122, LC-1, H2452で高値であったが、H1975, H1993, 11-18, PC-10, QG56からの分泌を認めなかった。また、各がん細胞株におけるCXCR2発現をWestern Blottingを用いて確認した。CXCR2はPC-9, H1993, 11-18, H3122, EBC-1, Calu-1において強発現しており、LK-87, H2228, LC-1, PC-10, H28, H2452では発現していなかった。CXCR2発現を認めたがん細胞株にCXCL2リコンビナント蛋白を加え、MTTアッセイによる細胞増殖能評価を行ったが、CXCL2は癌細胞増殖に影響を及ぼさなかった。 Wild type mouseにおいて高PD-1抗体投与は末梢血中のCXCL2濃度に影響しなかった。腫瘍移植マウスモデルにおけるCXCL2動態と腫瘍微小環境における免疫細胞プロファイルの解明:C57BL/6マウスを用いたMC38結腸癌モデルに対して、抗PD-1 抗体を投与し、良好な腫瘍制御効果を認めた。抗 PD-1 抗体投与前後のCXCL2変化は投与後の腫瘍容積と相関していた。フローサイトメトリーにて治療終了時の脾臓ならびに腫瘍組織内のMDSC発現を確認した。PD-1抗体投与群では非投与群に対して脾臓におけるMDSC発現が有意に低下していた。
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