Project/Area Number |
20K16643
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高木 俊輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 医学部内講師 (80806381)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 睡眠 / 眠気 / 聴覚刺激課題 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、聴覚定常反応を用いて眠気の程度が判定できるか、及び、異なる機序による眠気が聴覚定常反応で異なるパターンを示し区別できるか、を明らかにすることである。現在使用されている眠気の評価指標は正確性に問題がある。本研究では、連続Click音刺激を用いた聴覚刺激による脳波反応 (聴覚定常反応) を用い、眠気の影響を受ける脳皮質の聴覚情報処理機構の機能を測定することによって、眠気の客観的評価方法の確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
聴覚定常反応(ASSR)のためのPC、インサートイヤホンを購入した。また、psychopyと呼ばれるpythonベースの心理課題提示ソフトに習熟し、課題作成を行えるようにした。さらに、psychopyではserialポート経由でトリガーが出力できることを確認した。しかし、serialポート経由では、MSLTに使用しているphilips社製ポリソムノグラフィー装置へのトリガー入力が不可能であった。そのため、音刺激自体をスピーカーから出力し、それをphilips社製ポリソムノグラフィー装置にマイクを通してアナログ信号として入力する系を確立した。この方法であればトリガーとして使用可能であることを確認した。 さらに、日中の眠気をきたす疾患(ナルコレプシーおよび特発性過眠症)に対する反復睡眠潜時試験(MSLT)を多く行なっている小石川東京病院と共同研究を行うこととした。これにより、聴覚定常反応実験を行う対象数を増やす計画が可能となった。小石川東京病院でも共同研究及び聴覚刺激についての倫理審査を通過し、実施可能な状態となっている。 また、小石川東京病院に導入する聴覚刺激装置についても購入し、課題設定、音量調節等を済ませ、導入可能状態とした。小石川東京病院で使用するMSLTのためのポリソムノグラフィー装置機器もphillips社の同機種であることを確認済みである。測定条件も両病院で統一することに成功した。 症例蓄積に必要な条件は全て整い、症例の蓄積を開始した。現在両病院にて症例の蓄積中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス蔓延により、一時的に病棟を閉鎖したり新患受け入れを停止したりした。そのため患者数が減少し、MSLTを受ける患者を十分に確保できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は小石川東京病院での症例の蓄積も加えて、スムーズに目標症例数が達成できるようにする。新型コロナウィルス蔓延dねMSLTの施行を控えていた症例たちが、徐々にMSLTの施行を受け入れるようになっているので、それらの症例をスムーズにインクルードしていく。
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