Correlation between H. pylori and autism spectrum disease by intestinal microbiota
Project/Area Number |
20K16670
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
|
Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
垣内 俊彦 佐賀大学, 医学部, 病院講師 (50737864)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 自閉スペクトラム症 / ヘリコバクター・ピロリ菌 / 腸内細菌叢 / サイトカインプロファイル / フリーラジカル / 自閉症スペクトラム症 |
Outline of Research at the Start |
自閉症スペクトラム症の原因は、一般的に遺伝学的要因の関与が極めて大きいと考えられているが、近年、自閉症の患者数急増を説明するには、何かしらの環境要因の関与があるのではないかと考えられてきた。近年、自閉症患者数増加の原因究明に向けた社会的要請は非常に高いが、未だ正確な起因要素はほとんど何も明らかにされていない。ピロリ菌が自閉症スペクトラム症に対してどのように関与するか、否かについて腸内細菌叢、サイトカイン、フリーラジカル、バクテリオファージ等を測定し、その結果その関連性や病態の修飾因子を解明し、自閉症スペクトラム症の新たな治療法の確立、さらには自閉症予防をも視野に入れた研究内容である。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、自閉症スペクトラム症の原因は未だ正確な起因要素はほとんど何も明らかにされていないなかで、ヘリコバクター・ピロリ菌が自閉症スペクトラム 症に対してどのように関与するか、否かについて腸内細菌叢、サイトカイン、フリーラジカル、バクテリオファージ等を測定し、その結果その関連性や病態の修 飾因子を解明し、自閉症スペクトラム症の新たな治療法の確立、さらには自閉症予防をも視野に入れた研究内容である。 まずは、ピロリ菌と自閉スペクトラム症の疫学的研究を進めていくなかで、自閉症患者ではピロリ菌感染率が有意に高いことを確認し論文発表を行った。ま た、腸内細菌叢解析では、ピロリ菌感染症にでは、非感染者と比較して多様性が高いことが判明し論文として発表を行った。いずれの研究も本研究にとって重要 なデータと成り得た。 今後は、自閉症患者と健常者、ピロリ菌感染者と非感染者において、腸内細菌叢、サイトカイン、フリーラジカルプロファイルを測定し ていく方針である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染の拡大による行動制限もあり、研究対象となる共同研究施設受診患者の研究参加へのリクルート を思うように進めることが困難であった。また、フリーラジカル・抗酸化測定のための機器が学内に存在していたが、経年劣化により正確なデータ結果を得られないことが判明し、新規に機器を購入する必要も出てしまい、測定がスムーズに行えなかった。また、腸内細菌叢測定を外部検査機関に依頼したが、想定より一検体あたりの費用が高額となり、検体をまとめて提出することで検査費用を抑える必要が出てしまい、こちらの測定もスムーズに行えなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
腸内細菌叢測定については外部検査機関とも連携がとれ、費用についての目処も立っており、フリーラジカル・抗酸化測定のための機器も新規に購入したことで、測定に関しては体制が確立された。今年は患者のリクルートをすすめ、検査結果をまとめる予定である。
|
Report
(3 results)
Research Products
(26 results)
-
[Journal Article] Efficacy and safety of vonoprazan-based regimen for Helicobacter pylori eradication therapy in Japanese adolescents: a prospective multicenter study2023
Author(s)
Kakiuchi T, Matsuo M, Endo H, Sakata Y, Esaki M, Noda T, Imamura I, Hashiguchi K, Ogata S, Fujioka Y, Hanada K, Fukuda K, Yoshimura M, Kajiwara T, Yamamoto K, Yamaguchi D, Kawakubo H, Matsunaga T, Sumino M, Matsunaga K, Muro E, Watanabe A, Fujimoto K
-
Journal Title
J Gastroenterol
Volume: 58
Issue: 3
Pages: 196-204
DOI
Related Report
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-