Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高齢化と共に急増する心不全患者において、再入院抑制が重要であり、体液貯留(うっ血)のコントロールが鍵である。従来、肺動脈カテーテル検査でうっ血の程度を評価していたが、侵襲的であった。簡便な評価法として頸静脈拍動の観察から中心静脈圧を推定する方法が報告されているが、標準化されておらず有用性に乏しい。ベッドサイドで可能な簡便で正確なうっ血の評価法が不可欠と考えられる。本研究では血管エコーを用いた頸静脈の観察により、低侵襲で定量的なうっ血の評価が可能であるかを検討する。