Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
小児で最も頻度の多い全身性血管炎であるHenoch-Shonlein purpura(HSP; IgA血管炎)に 合併する紫斑病性腎炎(HSPN)の発症機序に関しては解明されていない点が多く、治療に関してもコンセンサスがないのが現状である。申請者らがこれまでに行った紫斑病性腎炎発症例と紫斑病性腎炎非発症例の遺伝子発現解析より腎炎発症に細胞傷害性T細胞(CTL)やナチュラルキラー (NK)細胞の関与が示唆された。そこで、本研究では、紫斑病性腎炎発症へのCTLやNK細胞の寄与、さらにそれらを活性化する免疫応答メカニズム、活性惹起分子を明らかにする。